バリ島は2005年に引き続き、2度目の訪問となります。
今回は友人と一緒の旅で、ウブド以外にバリ島メインの観光地クタにも1泊してみました。
1日目 東京→バリ島へ
利用した航空会社はコリアン・エアーです。
成田を午前中に出発し、その後ソウルを経由。同日夜中にデンパサールに到着する予定です。
東京〜ソウル間はともかく、ソウル〜デンパサール間は日本人よりも韓国人の方が多かった気がします。
最近の私の印象では、韓国人と日本人は服装もそっくりでいつもだったら違和感ないのですが、今回は違和感ありまくりでした.。
行き先が“バリ島=リゾート”の為か、やたらとカップルが多いのですが、なぜかペアルックだらけなのです。カップルの7〜8割はペアルックを着ています。いやホントに。
それも、日本人の着るようなさりげないペアではなく、ババーンと色違い!ババーンと同デザイン!!のような、こってこてのペア。
ああ、でもこういうのも幸せかもなあ・・。 |
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デンパサールへは夜中の到着でしたが、この時間帯に到着する飛行機はそこそこあるようで、空港内にも人が多いです。出口の"お迎えスペース"にもたくさんのバリ人が顔を並べています。
今回の送迎は、日本人の友人の友人に頼んだウブド男子。前回の旅行でも会っており、私は顔を知っているのですが、あちらはすっかり忘れていました。"え?初めてじゃないっけ?"だって。・・まあいいでしょう。
すっかり暗くなった道路を突っ走り、車はまっすぐウブドへ。
空港からウブドまではスムーズに行っても1時間弱はかかるので、結局到着は夜中の1時を過ぎてしまいました。
ウブド内に入ると、シャッターの閉まったお店の通りや、どことなく見覚えのある風景を通り過ぎます。
車はハノマン通りに止まったようですが、周囲は真っ暗で人通りもなく、ここが通りのどのあたりになるのか・・場所のイメージはよくつかめません。
友人と私とドライバーの3人で荷物を引きずり、小道に入ってすぐの建物に向いました。ここも真っ暗で人気がありません。
宿は入り口も窓も全て真っ暗。我々の「誰かいませんかー!?」の声に、しばらくして女性が1人出てきました。
1ヶ月以上前からメールで予約をし、“2F以上の部屋を2部屋お願いね”と言っておいたロスメンです。起きていろとは言いませんが、部屋は用意してあるだろう・・と高をくくっていたら、用意していませんでした。
彼女が言うには3Fを1部屋、1Fの道路に面した部屋を1部屋しか空けておらず、“あら一緒の部屋にすればいいじゃない?”と。
だから1ヶ月以上も前にメールのやり取りしておいたのに!別々に2部屋って念を押しておいたのに!!
ぶつぶつ言っても他の部屋はあいておらず、結局そこに泊まるしかありません。私は3階・友人は1階へ。真っ暗で様子がよくわかりませんが、少なくとも部屋を見る限りは居心地の良さそうなロスメンではあります。
2日目 ウブド
夕べは周囲が真っ暗でよくわからなかったけど、宿はハノマン通りのほぼ真横にあるらしく、朝早くからバイクと車の騒音で目が覚めてしまった。
私の部屋は3階なので、入り口のテラスに出ると周りがよく見渡せます。
明るい所で見るロスメンは、前庭の芝生を囲んでこじんまりとした3階建ての“バリらしい”造りの宿。
すぐ隣の部屋にはインドネシア人女子グループが泊まっており、それも3〜4人いるような様子。
雑貨を入れたダンボールや袋を入り口に積み上げたりしてる所を見ると、仕入れか売り子グループかもしれません。
バリ島1日目。明るい中で見る景色は青い空と南国らしいわさわさした緑の葉っぱ。そして明るい赤茶色の屋根瓦・・と、私の覚えているウブドの風景そのままです。 |
バナナパンケーキはグリーンでした。 |
9時過ぎに友人と2人で宿を出て、ぶらぶらとハノマン通りを歩きつつ、あちこちのお店を覗きます。時間も早いせいか、まだ開いていないところも多い。でもさすがにウブド市場へ行ってみると全てのお店が開いており、活気があります。
アタ製品の山を目にして私も心拍数が上がり、さっそく10個くらいピックアップして値段交渉に。
前回買わなかったアタポシェット買ってー、ティッシュケースをお土産にまとめて買ってー、箸入れも、リモコンケースも、手提げカバンも・・。
それにしても値段の交渉ってなかなか難しいです。
お店の人は高く売りたいわけで、私は私で安く買いたいわけで、その中間を取れば双方不機嫌にならずに納得するのでしょうが、どうも私の提示する額はお店の人にとっては“非常に薄い利益”になるらしく、皆たいてい一様に機嫌が悪くなる・・・。
まあそんなに不機嫌になるんなら、別をあたるから無理して売らなくても・・と店を出ようとすると「まあまてフレンド!」(って、これじゃアラブ商人だよ)とばかりに引き止めてくるんだよね。
とにかく、アタ製品10数個買うのに結構時間がかかってしまいました。。
アルコールが入った後に酔っ払って買い物してるとあまり値切ったりしなくなるんだけど、頭がフル回転してる時はきっと目が“キラリ!”としてると思う。この時も朝なので当然頭はフル回転、気力も体力も充実してたからなあ。
ごめんね市場のお姉さん。
ウブド市場。食材も普通に売っています。 |
初日なので激しい観光はせず、ブラブラ散歩したり、田園の見えるカフェでご飯を食べたり、おサルを見に行ったり・・・と比較的のんびり過ごしています。
坂が多いウブドの町ですが、のんびり歩いて散歩するにはちょうど良い大きさです。
そして夕方には念願のマッサージへ。
前回あちこち試した中で、一番キモチよくて印象もよかったボディワークス・センターへ真っ先に向かいました。ああ、これからマッサージ三昧の数日が始まる・・毎日日替わりで行っちゃおー!と思っていたのです。
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しかしこの後「マッサージは店舗ではなく、人によって善し悪しが決まる」というのを充分学ぶようになる私。
ハノマン通りの中ほどにあるボディーワークスセンターは他のマッサ屋さんに比べてもう少し“本格的”感のあるところです。周囲には他にもマッサージ店がありますが、有名店な為か、いつもお客が来ている様子です。
アロマオイルも選べるし(ただし別料金・残りは持ち帰り可)、各個室は清潔で、建物の上の階だからか、吹き抜ける風が気持ち良い。
目の前に現れた今日の私の担当マッサージ師、見た瞬間にふと「アマゾネス・・」という言葉が浮かんでしまった。
いかんいかん!外見で人を判断しちゃ!ある意味優秀なマッサージ師に見えるでないの!
彼女の後について階段を上がりながら、マッサージタイムへの期待でいっぱいになる私。
しかしやはり第一印象ってのはたいていビンゴなものなのです。
私は「スイス式テラピー」と、肩こり解消のために「ショルダー&ネック」を組み合わせでお願いしたのだけど、彼女の指圧はホント殺されるかと思うくらいの強指圧であるのでした・・。
背中をぐぐー・・・・っ!!と押す力は普通じゃない。息ができなくて、うめき声も出せなくて、背骨がミシリ・・と折れそうになり(マジで!)、途中何度も「い・・痛い・・痛いよー!」と訴えてるのに、「ソーリーソーリー」と言いながらまたぐぐーーっ!!と。。全然手加減しないのです。なんか恨みでも買うことしたか??
背中の真ん中を押すと、肺が圧迫されて息ができず、背骨がギシッ・・とします。これが折れそうで怖い。骨太の私だから折れなかったけど、普通の日本人女性だったら絶対骨折れてると思う。一体どこでこの技を学んだんだろうか・・。
「痛い!」→「ソーリー」を繰り返しながら恐怖の時間が過ぎ、結局ちっともリラクゼーションにならなかった。むしろ、彼女の指圧が“来る!”と思うと筋肉が緊張し、逆効果になった気がする。
(翌朝鏡で全身をチェックするとあちこちに黒いアザができており、揉み返しもひどく背中には鈍痛が残り、おかげでバリ島滞在中それ以上同様のマッサージが受けれなかった。ちょっとでも他人に背中を押されたら絶対悲鳴を上げることになっていたと思う。マッサージをうけて痛みを残すことになるなんて、本末転倒では・・。)
3日目 ウブド
本日はウブド2日目なので、車で名所の観光をしようと思います。
テガラランに続く通り沿いには土産屋が |
宿の従業員に、「5時間くらい車をチャーターしたい。誰かいる?」と聞くと「知り合いに頼める」、と。
「いくら出す?」と聞かれたので、「2人で30万ルピアくらいでどうよ。」と言うと二つ返事でOKでした。
10時頃、宿に迎えの車がやってきました。
私も友人も「絶対にこれが見たい!」という所が今回はないので、有名どころをいくつかピックアップ。
やはりウブドに来たらテガララン(ライステラス)でしょう!という訳で、一番にテガラランに向かいました。 |
宿からは車で15〜20分程度で着いてしまうので、結構近いです。行こうと思えば自転車でも行けるでしょう。坂が多いけど。
テガラランはまだ時間が早いためか、観光客や車も少なく、閑散としてます。
前回来た時は天気も悪く、あまりきれいに見れなかったけど、今日は天気も良くて段々畑の色がきれいです。道路から畑の中に降りて行き、田んぼの中を少し歩きました。
お土産の売り子さんもちらほらいますが、朝早いためかまだあまり熱心ではない様子。
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ほとんど車の通りもなく、閑散としてます |
帰りに周囲にある雑貨屋さん通りを歩いてみました。
車で通った時は「すごくたくさん雑貨屋が並んでる!」と思ってワクワクしたけど、実際に見てみるとあまり良くない・・。
道路沿いにある店舗の商品は、排気ガスとホコリに埋もれているし、「一店舗一商品主義」なのか、ジャンル毎に店が分かれていて色々見るにはちょっと効率が悪いのです。たぶん、大量買いする仕入れ業者向けの店なのかもしれません。個人で見るなら、やはりウブドの中心部にあるお店を色々見たほうが楽しいし、選択肢もありました。
ウブド近郊の見所として、やはり皆が行くことになると思うゴア・ガジャへも行ってみることにしました。
近郊にいくつか残る古代遺跡のひとつで、沐浴場や洞窟もあります。ここは観光客がたくさん来ています。団体旅行者よりも、我々のように2〜3人で来ている観光客の方が多い。
その後カフェでお昼食べたりスーパーに寄って買い物したりしましたが、きっかり5時間の約束通りに宿の前でドライバーと別れました。
そしてその後はまた懲りもせずNur Salon(ヌル・サロン)へ行き、ヘッドマッサージを頼む私・・。
ま、まあホラ、確かに背中の激痛は続いているけど、ヘッドマッサージだから。肩から下は触らない(と思う)から。
Nur Salonは同じくハノマン通りにあるサロンです。
フラワーバスもセットになった全身マッサージがあります。小さなバスタブ付の個室が並んでて、ガムランと鳥の声を聞きながら、マッサージ後にフラワーバスにつかるのは、とっても気持ちいいのです。
でも今回私ができるのは頭のみ・・。
頭を洗ってよーくマッサージしてくれた後、スチームで温めたり、肩を揉んだり(やっぱり痛い!)。1時間のコースは思ったよりすぐ終わってしまいました。
次回こそはじっくり長い全身コースを受けに来よう。 |
耳に花・頭に布。おしゃれな像。 |
夜は夕食も兼ねて、生演奏をやっているというJazz Cafeへ行ってみました。
宿から店へは徒歩圏内です(というか、中心地はほとんどの見所は歩いて周れます)。
店に向かう途中、『日本人一人旅女子が道端で泣き出し、現地男に慰められるの図』を見かけてしまった・・。
ははあ、ナルホド。やっぱ『道端で泣き出すコ』っているんだ。。でも日本人以外ではあまり見た事も聞いた事もない。私も海外で泣くことはあるけど、人が見てる所ではやらないなー。。でも道路でいきなり泣き出すほどの、一体何があるんだろう?
・・などと考えつつ、店に行ってみると、今日はラテン・ナイトだそうです。Jazzじゃないんだって・・。なんだ・・。そうなのか。
でもせっかくなので、演奏を聞いてきました。
お客は観光客+在住者。“ラテン”だからか、踊りだす人もいて、見ていて楽しいし雰囲気も良いお店です。生演奏を聴くのも久々なので、やっぱり来て良かった。
しかし、演奏が半分も過ぎた頃から急にサー・・ッと体調が下落し、なぜかめちゃくちゃ気分が悪くなってきてしまった。。
ラテンバンド。演奏は良かったです。 |
胸のあたりが急にムカムカしだし、暗雲が立ち込めているかんじ。原因は不明ですが、でもとにかく「まずい」という気配だけがしている。
友人には本当に本当に申し訳ないけど、宿に戻ることにしました。
戻る途中も気力でおしゃべりしつつ、頭の中では「まずい・・まずい!!」という声だけがしている。部屋に戻ってトイレに駆け込み、吐き気と戦いつつも、胸のムカムカが一向に取れない。。とにかく、今までの経験からして非常に「まずい」状態です。
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どうしようもなくて、結局顔も洗わないままベットに倒れこんでしまった・・。
4日目 ウブド→クタへ
翌朝目が覚めると、ゆうべの不調がうそのように、何事もなくすっきりとしている。何だったんだ、あれは・・。
なんだか割り切れない感じもするけど、とにかく体調はOKのようなので起きてチェックアウトの準備をしました。
今日はウブドからクタに移動する予定なのです。やはり一度くらいはウワサのクタを見ておかないとね。
プラマ社のバスで移動しようと思っているので、宿の従業員にチケットの事を聞くと「宿までのお迎え付チケットあるよ」と教えてくれました。この場で買えるとのことなので、さっそくその"お迎え付チケット"を購入。
従業員が「呼びに来るから、宿で待ってて大丈夫」と言うのでのんびり待っていましたが、来るべき時間が過ぎても一向に迎えが来ません。南国時間と言っても・・ねえ。
おっかしいな〜と思っていたら、さっきの従業員がやってきて、「迎えが来ないから、一人ずつバイクでバス停まで送っていくよ」と言い、先に友人を乗せて走り去りました。
ん?でもなぜ来ない?よく考えるとおかしい。そして、バイクでぴゅーって乗せてってくれるなら、わざわざ送迎付頼む必要ないじゃん!
・・溜まっていた宿への不満がフツフツと(1ヵ月以上も前に階上の部屋を2部屋予約してOK出していたのに実際は押えていない。他の部屋が空いたと思ったら他の客を入れてしまう等。)。
再度私を向かえに来た従業員に、「迎えが来ないんなら、さっき払った送迎代は返して。」と言うと、「ああ、バス会社の人が返すよ。ハイ乗って。」と荷物と私をバイクに乗せてすぐ近くのバス停へ。私が降りると、「じゃーまたね。気をつけて。」とさっさと逃げた。。
案の定、カウンターで文句を言っても「そりゃ2回も通りがかったのに、道路に出て待ってないアンタが悪い」と言われ、当然お金は返ってきません。
ああ〜・・私は今パッカーじゃなくなっちゃってるんだー・・としみじみ思う出来事でした。
なんで他人に任せたりしたんだろう・・・。送迎代は数十円の微々たるものだったけど、がっかりする気持ちに変わりはありません。でもこれは気持ちの軌道修正をするいい機会となりました。
ウブドからクタまでのバスは少々小さく、ボロく、そして揺れる。車内は旅行者でほぼ満席です。
クタの通り。道路はガタガタで歩きにくい。 |
車窓には畑や田んぼや民家などの田舎の風景が広がります。外をぽけ〜っと眺めているうちに、クタへは約1時間で到着しました。
ツーリスティック・・・うーん、確かに・・。
我々はガン・ポピーズ1という車も通り抜け困難な細い通りに降ろされたのですが、ここがまた旅行者の為のあらゆるお店が並んでいる"ツーリスティックゾーン"なのです。はじめの印象は、延々とバンコクのカオサンロードが続いているといったものでした。 |
完全に“欧米人のための街”に見える。いずれにせよ、ウブドとは全然違います。
ところでクタでの宿は予約していないので、適当なところを探さねばなりません。
私にとって現地での宿探しは普通の行為だけど、友人にとっては不安だし辛かろう(何軒も見て周る、というのは結構神経くたびれるものなのです)と、荷物番&お茶を飲みながらカフェで待っていてもらうことにしました。
私もガラガラ引きずる荷物がない方が気軽に飛び込みができます。
クタで安宿の集まる地域というのは、比較的まとまっていてそんなに広範囲ではありません。
主にガン・ポピーズ1とガン・ポピーズ2という狭い小道に挟まれた地域に宿が集中しています。そのあたりをウロウロ歩き回りながら4〜5軒の宿を見て周り、コテージ風の中級宿に決めました。
翌日9時までの部屋の使用、朝食付、WC付のシングルユース×2部屋で1人12万(1500円くらい)ルピアです。
宿にチェックインすると、すぐに街へ出てみました。
車も入ってこれないくらいの狭い通りの両脇に、びっしりと旅行者向けのお店が並んでいます。大音量で音楽を流すカフェやコピーDVD/CDを売る店、お土産屋やコンビニなどもあって、道を歩いているのは旅行者(それも欧米人)がほとんどです。
もしもここに最初に来ていたらバリ島に対するイメージはだいぶ違うものとなっていたかも。
なんだかんだ言っても私のイメージはバリ島=ウブドにつきるので・・。
お昼ごはんを食べた後、せっかくなので海に行ってみました。泳がないので見るだけだけど。
海は・・・・江ノ島?と思うくらい南国のリゾートからは程遠い風景。(こちら→)
いや少しは違うかもしれないけど、天気があまり良くないせいか、グレーとブルーが交じり合った水の色はあまりリゾート感がない。やはり天気のせいか、砂浜も木の緑も色合いがどこかくすんでしまっています。
ごちゃごちゃとたくさんの人がいるけど、思ったよりもうざったい場所でもありません。 |
あまり南国らしくはない。クタの海。 |
翌日。晴れたら南国らしくなりました。 |
コニチハー、ゲンキ?くらいどの観光地に行っても言われることだし、さほど気になりません。
でもきっと“海を見つめて浜辺に座る”とか“1人でのんびりブラブラする”とかすると商売関係の人がどわーっと寄って来るのかもしれない。
写真だけ撮って満足した我々は、すぐに浜辺から離れてお買い物に向いました。
あっちで買い、こっちで買い、時にはおつりをごまかされ、金銭トラブルにも遭い、心が弱って選んだ夕食は海岸沿いのマックでした・・。海外でマックと言えば、心のオアシスです(スタバもそうです)。 |
ウブドと違い、クタのお店は深夜まで営業しています。
夕食後は私も何軒かDVD屋をはしごして、その後ネットカフェに寄って、ぶらぶらとホテルに戻りました。
賑やかな通りから少し離れているせいか、宿の周辺は比較的静かです。
今日はゆっくり眠れる・・と思いながら購入したお土産を取り出して眺めてにやにやしていると、向かいの部屋に帰ってきた宿泊客がギャーギャーと大声で騒ぎ出しました(たぶん酔っ払っている)。
それだけなら我慢したかもしれませんが、あまつさえ大音量で音楽をかけ始めたので、温厚な私も頭に血が上り、「うるさいんだよ!このガキども!何時だと思ってんの?!消せその音楽を!!」(下線のみ英語)とドアを開けて向かいの部屋に向かって怒鳴ってしまいました。。
だってもう夜中の1時だよ?この辺はホテルだけじゃなくて民家もあるのに。どういう輩だ?
(見たところ男子連中は20歳前後の欧米系の若者、女子連は同じく若そうなバリニーズ?とにかくアジア系の女子でした)
・・と思ったけど、よく考えたらこの街では私タイプの旅行者の方が異質で、彼らの方が正統なのです。
ホテルには一応プールもあります。 |
朝は遅くまでベットから出ずにダラダラと過ごし、気が向いたら波乗りに行き、昼からビールを片手にビーチに寝転ぶ。夜は大音量で音楽をがなりたてるバーやレストランで過ごし、酔っ払って現地の女店員や旅行者をからかうか引っ掛ける・・。
それがクタにおける正しい旅行者のあり方なのです(かなり偏見混ざってます)。
新宿歌舞伎町に行って「うるさくてネオンがまぶしいわねえ!迷惑だ!」と言っているようなもんで、いやならここに来なければいいのです。そうなのです。よくわかりました。 |
ムカムカしたけど、とりあえず言うべき事は言ったし、一緒に騒いでいた女達は部屋に戻ったようだし、もう許す。いや許さん。もう寝る・・。
5日目 クタ→東京へ
バリ島旅行も最終日になりました。
結局ゆうべは2時過ぎまで音楽と男共の声やまず・・。もっと血の気の多いタイプだったら再度怒鳴ってたけどさ。
きっと夕べはトモダチの怒鳴り声を聞いて、不愉快な思いをしただろう・・と朝食の時に友人に「昨日は怒鳴ってごめんねー。」と謝るも、「いや。きっと黙ってないと思ったから。」と言われてしまった。・・だってうるさかったでしょー?
最終日は特に遠出することもなく、クタの徒歩圏内をぷらぷら歩きながら買物(またしても)したり、スーパーに行ってみたり。ウブドのお店の方が個人的には好みですが、クタにもお店はたくさんあって、中にはウブドにない製品を扱うお店も色々あります。
お昼は屋台のバッソを食べてみましたが、味はまあまあ。でも久々にレストラン以外で食べるチープな味わいがとてもおいしかった。
バリ島の猫はスマートできれいなコが多い。 |
その後は夕方まで友人と別れ、私は物欲の赴くままにDVDを買いあさり、カゴを追加購入し、石鹸とお香も買いました。
飛行機が出るのは夜なので、夕食を食べてから空港に向う予定です。最後は豪華にシーフードを!と、友人と2人で店頭のショーケースにロブスターをたくさん並べているお店に入りました。
ロブスター以外にも数種類のお皿を頼み飲み食いしたら58万ルピアになってしまった。7〜8000円くらい?
うわあ、食べたねえ。。 |
夜までバリ島を充分満喫し、ホテルで頼んだ送迎車で空港へ向いました。
空港へ到着すると後は飛行機を待つばかり。
デンパサールの空港はお土産屋が充実しており、町中よりは当然高いけれども、買い忘れの補充などにはとてもよいと思います。余ったルピアを使うこともできますしね。
私は余ったお金でフットマッサージ20分を受けてきました。空港内にフットマッサージのお店が何店舗かあって、待ち時間をつぶすのにちょうど良いのです。
カゴや雑貨で満載の荷物をかつぎ、飛行機に乗りこみました。
行きと同様、帰りも韓国を経由して翌日早朝に成田へ到着しました。
2度目のバリ島は、ウブド以外の「メジャーな」観光地が見れて、それはそれで楽しかったけど、やはり私はウブドの方が好きです。もしくは、もう少し山間の村でいい場所があれば、そちらにも行ってみたい。
いずれにせよ、日本から近くて楽しい事も満載のバリ島は、また近いうちにぜひ行きたい場所なのでした。
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