世界個人旅行的記録ベトナム→vietnam2006

2006年3月、5日間のベトナム旅行
1日目 Tokyo→台北→ホーチミン チャイナエアラインで台北経由ホーチミンへ
2日目 ホーチミン  ホーチミン観光&買物&サイゴンスパエステ
3日目 メコンデルタ シンカフェのメコンクルーズツアー
4日目 ホーチミン ベトナムお料理教室と買物
5日目 ホーチミン→台北→Tokyo 台北経由で帰国へ

旅行記
航空券+ホテル+送迎のセットになったスケルトンツアーを利用。
日程が早くわかっていたため、半年ほど前に予約しました。滞在場所がドンコイ地区指定、その上経由便ですが、現地滞在時間がそこそこ長く、良いツアーでした。



とにかくいつでもバイクだらけ

おばちゃんにサンダル2足お願いしました

1日目 チャイナエアラインで台北経由ホーチミンへ

チャイナエアライン午前発の便のため、始発のスカイライナーで成田へ。
チャイナエアーは特に可もなく不可もなく、普通の航空会社です。台北で1度乗り換えをし、ホーチミンに向います。

今回ツアーを利用のため、送迎の人が空港出口で待っててくれました。
ニコニコして感じの良い、若い女の子。しかし若くはあってもきちっと商売熱心であり、さっそく恒例の「お土産屋さん見てみまショー」に。
ツアー客向け土産物センターです。値段が高くてよくありがちな雑貨だらけで、正直欲しくないものばかり。まあ初手なので、どんなものがあるかちらっと見て終わり。

ホテルはドンコイ地区(お買物に便利な中心地)にあるパレスホテル。宿泊した部屋のバルコニーから、目の前の街並みと遠くのサイゴン川がよく見えました。

まだ夕方だったので、さっそく街歩きに出かけてみました。
ホテルのちょうど裏側がドンコイ通りになっており、たくさんの雑貨店が並んでいます。カバン・サンダル・アオザイなどから食器や小物、テーブルウェアなど。とりあえず初日なので見ておくだけにしました。

夕食はレモングラスというレストランで、春巻とフォー・ガー(鶏のフォー)を。とってもおいしい。味付けは濃くないけど、ダシがきいてるし、日本人の舌にしっくりなじむ味わいです。ベトナムは食事がおいしいからメニューを開くのにもわくわくし通し。これからごちそう天国が始まります。



2日目 ホーチミン観光&買物&サイゴンスパエステ

パレスホテルの朝食バイキングは、なかなか評判が良いです。
種類も多く、特にパン類がおいしい。焼きたてワッフルなどもあります。卵もその場で好みの調理法で焼いてくれます。

午前中は市内の観光を。といっても、ホーチミンはそんなにたくさんの名所があるわけではありません。いや、あるかもしれませんが、我々が見たのは聖母マリア教会と中央郵便局だけ。
教会には観光客とお祈りをする人の両方がいます。普通の教会ですが、ステンドグラスなどはきれいで、教会らしいしんとして厳粛な雰囲気があります。
すぐ横にある中央郵便局も見に行きました。建築文化財として歴史ある貴重なものだそうな。確かにクラシカルないい雰囲気です。でも中では普通に郵便仕事をしています。

買物がメインの我々はさらっと観光するとすぐに市場へ。
ベンタイン市場はホーチミン最大の市場で、観光客もたくさんいる場所です。おお、わくわくする。こういうごちゃごちゃ〜っとした雰囲気に入るとコーフンしますね。アジアの市場はどこも同じような雰囲気ですが、小さなお店が軒を連ね、食料・雑貨・服靴かばん、屋台などがあります。

ドリアンも山済み、市場の中の果物売場。
さっそくベトナムコーヒーフィルターや刺繍グッズをお買い上げ。言い値は高いです。しかし多少は値切りがきくので結果的にはまあまあの値段?
ベトナム名物、簡易オーダーサンダルも作ってみました。ソール部分と布部分、好きなものを選んで足に合わせて釘をうってもらいます。とてもカンタン、5分もあればぴったりのものが出来上がります。これでだいたい500円程度。うーん、安い!

その後はドンコイ通りに移動し、ばんばんお金を落としていきます。
夕方は今回の旅行のハイライト、高級エステ・サイゴンスパの“4時間ヒーリングコース100$”です。
贅沢?確かにベトナムの貨幣価値からすると、「ぎょっ」とする値段でしょう。ここは完全に日本人向けエステでした。でもね、日本でこのクラスのエステを4時間も受ける事は、私は金銭的にムリですから。いいチャンスなのです。

しかしもったいないことに、しょっぱなのサウナで限界に挑戦してしまったため、その後ずっと軽い頭痛を抱えることに。意地を張らずに5分で出ていればこんなことにならないのですが。。

コースはサウナ→ジャグジー→パパイヤパック→スクラブマッサージ、→全身マッサージとフェイシャルです。途中途中に何度もシャワーを浴びたり休憩してお茶を飲んだりします。高級志向のサロン内はライトを落とした落ち着いた雰囲気で、気持ちもリラックスできました。お客も我々のような日本人女子お友達同士しかおりません。

つるつるぴかぴかになって夕食へ。
昨日のレモングラスでフォーとサラダを。とにかくベトナム料理は健康志向だなあ。野菜がたっぷり入って味もやさしい。エステのせいか、死ぬほど眠くなり、夜はぐっすり眠れました。
SAIGON SPA サイゴンスパ
TEL:(84-8)932-1230 営業時間&受付時間 09:00−21:00
30分のアラカルトメニューから、1.5時間〜6時間のセットメニューまで様々なコースがあります。
中心地から若干の距離がありますが、ホテルまでの無料送迎があります(宿泊ホテルの場所によるようです)。スタッフは非常にきれいで丁寧な日本語を話し、言葉の問題は全く有りません。(予約も日本語でOK)
室内の設備や雰囲気も文句ないできですので、ホーチミンでエステを、と考えている人には一押しの場所です。


3日目 シンカフェのメコンクルーズツアー

ホーチミンでは老舗の旅行会社・シン・カフェのメコンクルーズツアーに参加しました。

タクシーで朝8時にホテルを出てデタムにあるシン・カフェへ向います。ツアーオフィス前はこれから出発する旅行者と各バスがやってきて、すごくにぎやかです。スタッフはマイクを使って客を誘導します。
やってきたバスに乗り込み、まずはメコンデルタへ向います。道中の2時間、ほとんど寝ておりました。。

この馬車に6人乗り!
参加者はベトナム人、欧米人、中華系の人々、そして我々とバラエティーに富んでいます。こういったツアーでは、他の旅行者ともフレンドリーに楽しむ人、全く参加しない人、写真やお土産に熱心な人(我々含む)、疲れてすぐ座る人など様々な人がいます。

メコンデルタに到着するとすぐにボートに乗り込みます。今日は波が高いのか、船がすごく揺れてこわいです。
川は茶色でヘンな匂いもするし、けしてきれいな川ではありません。所々に見える水上の小屋には、昼寝をする人やこっちを見つめる犬の姿がありました。
まずはハチミツ園へ。
といっても、掘っ立て小屋にイスとテーブルを置いた周りに、ちらほら蜂の巣箱がある、ハチミツ園というよりは、蜂の巣箱が少しある庭、といった感じの場所。ハチミツティーは、うーん、まあ普通。ハチミツのティーです。

次はココナツキャンディー工場見学。
これまた工場というよりは、家庭内工業といった印象のローカルなキャンディー工場です。できたては確かに甘くておいしい。お土産も売っていました。
あちこち立ち寄る度にお土産も売っているのですが、面白い事に買う人は色々買う、買わない人は全く買わないのです。ベトナム人はちなみに色々買うようです。

手漕ぎボートに乗って川をクルーズします。これがなかなか。やっぱりモーターの船よりもずっと雰囲気が出ますので。子供も働いていました。小さくても立派な働き手です。
ランチタイムでは噂の「とにかく最低限のランチ」食べました。うーん確かに。ほんとに刑務所のメシのようです(食べたことないけど)。一皿にご飯とおかずの野菜、豚肉、春巻崩れがのっています。文字で書くと普通だけど、実際見ると胃がきゅっとなります。

ベトナムはおいしいものたくさんあるのに!短い日程の貴重な一食がこれか!と思う人は、追加で料理を頼むといいかも。我々はレモンジュースだけ追加で頼んだけど、同席したベトナム人おじいさんが頼んだ魚のスープもらいました。すっぱ甘の味付けで、おいしかったです。

内容はわかりませんが、とってもいい声でした。
最後はベトナム民族楽器演奏&歌を聴きながら、トロピカルフルーツをいただきます。
この辺くると疲れきっていた私は、帰りのバスではずーっと熟睡しておりました。そのため、窓からの風景を行きも帰りも見ずじまい。

シンカフェ前でバスを降りると、私はトイレ&休憩のために横のカフェへ。友人はバイン・ミーを買いに行きました。すこし休憩してアイスコーヒーを。甘くて砂糖たっぷりなのですが、南国ではこういった加糖飲み物が不思議と合います。バイン・ミーはフランスパンにベトナム的おかずをはさむサンドイッチ。全ての種類を入れてもらったようで、一口ごとに味が違います。ある部分を食べたら「おお、うまい!」と思いましたが、さあ、どの具だったのか。。

朝のシンカフェ前風景
Sinh Cafe シン・カフェ
TEL:8369420 営業時間6:30−23:00
デタム通りにある、老舗の旅行会社。ホーチミンからだけでも結構な種類のツアーがあります。国外行きのバスも扱っているようで、カンボジア・プノンペンで解散することもできるらしいです。いつも旅行者で混みあっている人気のツアーデスク。
ただ、事前のメールでの予約はあまりきちんとしてないようなので、ツアーの申し込みなど直接行って行うのが確実。空きがあれば、もちろん当日朝の申し込みでも大丈夫でしょう。


4日目 ベトナムお料理教室と買物

今日は乙女企画第2弾、「ベトナム民家訪問とお料理教室」です。
ベトナムの一般家庭におじゃまし、ベトナム料理の数々を実際に作りながら教えてもらうというもの。最後に作ったものを皆で食べて昼食後解散となります。

朝8時半にお迎えがホテルに来ました。通訳をやってくれるベトナム人女性です。この人がずっとついていてくれるので、言葉の問題はほとんどありません。参加者は我々2人とやはり日本人の母娘2人の4人です。
市内から車で20分程度、市場の前で先生と待ち合わせです。市場といっても先日のベンタイン市場のような大きなものではなく、こじんまりとした食材のみの市場です。でも魚・肉・野菜など新鮮なものがきちんと揃っています。先生が色々お買物するのを見て、さっそくお宅を訪問。

近辺は高級住宅地らしく、防犯にも気を使った造りの家が多いです。先生もお金持ちだそうで(通訳女性談)、決して広くはありませんがきれいで明るく、高級な雰囲気のお部屋です。キッチンでさっそくお料理教室が始まります。
本日のメニューは、揚げ春巻き・牛肉のフォー・蓮の茎の和え物・春雨と海老の炒め物・プリンです。ゴーカ!
全てのメニューにレシピがついて、作る時もひとつずつ丁寧に説明してくれます。実際に自分で全ての行程をやるのではなく、先生がやっているのを見て、ちょこっと手を出す、といった感じです。
ところで、何にでもにんにくをたっぷり入れているのに驚きました。あと、砂糖も結構使うようです。プリンなどは、牛乳のかわりにコンデンスミルクを使用。だからあんなにこってりあまーい味わいになるのですね。

出来上がりを皆でいただきます。これらのメニューのほかに、パイナップルジュースやフルーツなど、次々と出してくれるのでとても食べ切れませんでした。すごくおいしくて、また日本に帰ってから作るのが楽しみ!(いつになるかは不明ですが)
帰りに春巻きの皮とフォーのダシに使う漢方セットももらってしまい、すっかり満喫しました。先生はベトナムでもTVに出演するくらい有名な料理の先生とのこと。こういった現地ツアーは初めてでしたが、申し込んでよかった!

この奥が先生のおうち。ごちそうさまでした。
午後は最後のお買物。この期に及んでまだ買うか、と思うでしょう。買います。

まだ見ていない雑貨屋さんをガイドブックを頼りにまわってみました。ドンコイから少し離れた場所にもいくつかお店がありますが、やはりあの近辺が一番集中して買物しやすいようです。ベンタイン市場にも寄って、また細かい雑貨やサンダルを買いました。
最後にはタガが外れたように買物しまくってしまった。。ラストスパート?カバンカバン、巾着巾着、サンダル、アクセサリーまたカバン、と物欲のままに。

最後の夕食はいつものお店、レモングラスで。
ここは1フロアーがさほど広くはないけど、3階建てのこじんまりとしたレストランで、1Fでは生演奏もしており落ち着いて食事ができます。お店の人もいつも感じよく接してくれました。
最後の乾杯はレモンジュース、メニューは春巻きと春雨炒めです。一番よく通ったレストラン、とてもおいしかったです。


5日目帰国へ ベトナム満喫しました

長いような短いような旅行も終わり、いよいよ帰国日。
雑貨でパンパンに膨らんだキャリーバックと手荷物を持ってホテルをチェックアウトしました。
空港までは送迎がつくので、お迎えを待ちます。車で空港まで向う途中も、結構の交通量に時々車が止まります。車窓からの風景は、たくさんの車とバイク、そして音の洪水。まったくもって“アジア!”です。私の好きな風景です。


今回は全くの“娯楽旅行”を楽しみたかった為、いろいろ面倒な部分は省いた旅行になっています。ベトナムといえばベトナム戦争を避けては通れないし、雑貨やグルメだけではこの国を見尽くせないのは当然なのですが、でも楽しい部分のみを取りました。そしてそれはとても快適で楽しい旅行でした。

日本からのツアーを利用し、ホテルもそこそこ、普段よりも上のレベルでの旅行をしたせいか、いやな思いはほとんどしませんでした。出発前には、ベトナム人は強烈だから、いろいろあるかもしれない・・と少し緊張感もあったのですがほとんどそんな心配はなし。“お客様”として充分楽しませてもらえたと思います。

今回はホーチミンのみの滞在になりましたが、また機会があればあの広い国をゆっくりじっくり回ってみるのも悪くはないかな。ノスタルジックなハノイやフエをまわり、少数民族の住む村を歩いてみたり。
















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