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 チュニジア 旅行記チュニジア2000

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 日本から?

アフリカ大陸の上方の国。マグレブと呼ばれる北アフリカの一国。
現在のところ(2005年)日本からの直行便がないため、乗り継ぎでの入国となる。ヨーロッパ経由が一般的。ヨーロッパ〜チュニスまでで便数が多いのはエールフランス。その他トルコやエジプトなどからの便もあります。また、モスクワ経由のアエロフロートも安価です(私はこれを利用しました
)。


 見どころ?


カルタゴなどの古代遺跡、また広大なサハラ砂漠、海沿いに点在するリゾートなど。
チュニスから電車ですぐのカルタゴで遺跡を堪能し、シティブサイドの青と白の地中海風街並みを歩くのは絶対お薦め。砂漠はツアーに参加するのが一般的だろうけれど、サラサラの砂丘と沈む夕陽が見れます。


 言語・民族・習慣?

公用語はアラビア語。次にフランス語。
英語はホテルの人間とか観光客相手の人は少し話します。一般のチュニジア人は、外国語といえばフランス語。フランス語が英語より得意な人には、非常に旅行がしやすい国だと思います。
民族はアラブ系がほとんどの様子。他民族というような多彩な人種には見えませんでした。

イスラム教が国教で、国民はほぼイスラム教徒。観光客はお酒とか服装を大目に見てもらえるのかもしれないけど、印象ではあまり飲まない&とっぴな格好はしない方がよいと思う。スーパーではなく、酒屋(?)で買おうとしたら、現地の人に「女性はだめだから、自分が買ってきてあげよう」と言われました。さらに金曜はお酒が買えなかった。
服装はチュニスでは皆さん西洋的な格好で、女性もヨーロッパ的。でも東洋人はただでさえ目立つので、おとなしめの格好をしてるのが無難だと思います。


食べ物

クスクス
北アフリカの一般的料理。麦を蒸したツブツブの上に、肉や野菜を煮込んだシチューをかけて食べる。
お店によって味が違う。はじめ「はずれ」ばかりを食べていたため、この料理はまずいと認識していたが、その後すごくおいしい店にあたり、お薦め料理に昇格。
ブリック
パリっとした春巻きの皮みたいのにツナ、トマトソース、チーズなど何かをはさんで揚げたもの。形は巨大なギョーザのような・・・。前菜に分類されてるけど、大きいしおなかもいっぱいになるので、主食としても食べてました。
サンドイッチ
具材が並んだサンドイッチバーみたいな場所で、好きなものを選んで作ってもらえる。ファーストフード感覚で気軽に安く食べられるので、よく利用していた。
シーフード
海辺のリゾートなどに行くと、レストランでその時おすすめの魚などを料理してくれる。おいしかった。値段が時価なのがドキドキものだったけど。ワインにも合います。
番外
ストロベリージュース

どこにでもあるのか不明だけど、チュニスのいつも行くカフェに必ずあった。イチゴをふんだんに使ったフレッシュジュースで、今まで飲んだジュースの中でもかなり高レベル。今でも飲みたくなります。
ナッツ類
その辺の雑貨屋や市場で売ってる、量り売りのナッツ。カシューナッツを食べたら止まらなくなる。おいしいよ。



 ・・・・・他にもいろいろおいしいものはあります・・・・・・


すばらしき哉、チュニジア

チュニジアにはこんな魅力が!
と私が思ってるところ

 洗練された街並み

他のマグレブ諸国と比べ、街並みが洗練されていてきれいです。特にチュニスからTGM(電車)で行く地中海沿岸は、住宅地を歩くのもうっとりするきれいさです。真っ白な壁やブルーの扉にブーゲンビリアの鮮やかな色彩。人通りの少ない高級住宅地(多分)を勝手に写真を撮りながら歩き回りました。

余談ですが、チュニジアの建物はなぜか凝った扉が多い!色合いもカタチもイスラミックで、とても一般家庭のものとは思えないものも。ぜひ将来自宅の扉に取り入れたい、と思うデザインも多かった。・・・日本では別の意味で目立ってしまうでしょうが。


 リゾート

リゾートライフにぴったりのすてきなホテル、眺めのいいカフェ、ぶらぶら歩いて周るのにちょうどよいこじんまりとした町。世界でもあちこちにあるリゾート風景ですが、チュニジアは太陽と空の色がとてもきれいで、ほんとにのんびりできました。海沿いならシーフードもいけます。ハマメットではそんなリゾートライフをおくれました。


 砂漠

チュニジアの砂漠へはドゥーズから行きました。
さて、ここではらくだにのって大砂丘を・・・という理想の砂漠ツアーとは程遠い経験をしました。偶然出会ったフランス人旅行者と一緒に、水も持たず日焼止めも持たず帽子もなし!の超ハードな経験をしました。でも今になってみると、良い思い出です。

 シディ・ブ・サイド

チュニスに滞在する観光客が必ず行く場所でしょう。
チュニスからTGMで30分程度で鮮やかなブルーと白の街並みが美しいシディ・ブ・サイドに。雑貨屋やカフェもたくさんあります。ただ、ぷらぷら歩くだけで楽しい町です。

またぜひ行きたいのはメインストリートの突き当たりにあるカフェ・デ・ナットと海沿いの絶景にあるカフェ(名前不明)。カフェ・デ・ナットは眺めの良いテラス席もいいけど、個人的には靴を脱いで上がる室内の方が好きです。
また、海沿いのカフェは海の崖下に向って階段状になった、オープンテラスのテーブルでお茶を飲むところ。すごく地中海風です。

 遺跡

古代ローマ遺跡が国内ふんだんにあります。観光立国だけあって、比較的交通の便も良く、個人で行くのが可能です。遺跡の保存状態も良く、発掘された美術品も博物館に残っていて、気軽に見れます。
特にバルドー美術館に残るモザイクのコレクションは必見です。普段あまり見られないモザイクタイルを時間をかけてゆっくり見物できます。

 出会った人々

チュニジアで出会った人たちとはどこの国の人達と過ごすよりもすばらしい時間を持てました。
砂漠で出会ったフランス人女性達とチュニスで再会し、その後何日も一緒にご飯を食べたり観光したり、劇を見たりお酒を飲みに行ったりしました。忙しいのに観光客の私に付き合ってくれた彼女達(旅行者ではありません)も、チュニジアの人々にも感動しましたし、私の旅行では滅多に味わえない人間関係というものを与えてくれた国です。



お買物事情

雑貨天国とまではいきませんが、イスラミックな雑貨や洋服は、探せば見つかります。

 お薦め土産(あくまで私的)

陶器
ナブールという陶器が有名な町へ行き、サカナ模様のサラダボウルや小さめの鉢などを購入。日本の陶器に比べ、強度が弱いのが難点だけど、何といってもデザインがかわいい。また灰皿はデザイン・大きさも豊富なのでお土産にもお薦め。

絨毯
手作り絨毯専門市、というのをぜひ見たかったけど、あいにく見れず。
大物以外にも玄関マットサイズ、小さなランチョンマットサイズなどもあります。私はランチョンマットサイズを購入。現在ネコの窓辺の布団として使っているけど、劣化が少なく、物が良かったみたい。金額は1500円程度でした。購入はチュニスのメディナにある雑貨屋さん。

香水
同じくチュニスのメディナで購入。香りを試させてくれるし、ごく小さなビンにもいれてくれる。フルーツ系のものがナチュラルでよかった。

絵本
普通の本屋に絵本はあまりありません。
カルタゴのカルタゴ博物館の中の売店に、絵本は結構置いてありました。チュニジア産の絵本が不明ですが、フランス語のものが多く、博物館だけあってセンスも良かったです。

サンダル
チュニスは靴屋さんがいっぱい。中でもサンダルのデザインはかわいらしく、足の幅も広めなので楽なものが見つかります。値段も安い。2000年のこの時買ったサンダルを、昨年(2004年)まで使ってました。荷物になるので一個だけ買いましたが、普通の靴とかもかわいいの色々ありました。靴屋さんはぜひのぞいてみましょう。



お土産は主にチュニスのメディナで購入。
販売方法は他のイスラム圏と同じアラブ式が多かったです。しかし一軒だけセンスの良い品物を置き、定価販売(表示販売)しているお店がありました。商品のセレクトも他の店と違う上、店主が客に必要以上にかまってこないので、ゆっくりと品物が見れました。今もあるかどうか不明。場所もはっきりしませんが、メディナのフランス門から入り、ジャマージトゥナ通り、もしくはもっと左のシディアリアズゥズ通りの左側にある店です。わかりにくい説明ですが、周辺の店を雰囲気が違うので、すぐわかると思います。

また、食べ物でもお薦めしているナッツ類はお土産にもお薦め。私はかなりの量を日本にもって帰りました。カシューナッツがお薦め。街中の雑貨屋でも売ってます。もちろん、メディナにもありました。


女性一人旅事情

チュニジアでは良い思い出ばかりが残っていて、女性一人旅が大変だったということを全く忘れていた私。
久々に日記を読み返してみると、ほぼ毎日にわたり怒りのコトバが出てくるわ出てくるわ・・・。当時、かなりキレていた様子です。
その原因の大部分は、イスラム圏特有の女性特別視にあったようで・・・。

 女性一人歩きについて

2000年当時、チュニジアを旅行中あまり日本人や他の東洋人女性に会うことはありませんでした。そのためかどうか、街を歩いているとたいてい色々な声がかかりました。若者や子供は興味本位の、ただの話しかけなんでしょうが、あまりにも「ジャポネー!」とか「シノワー!」とか言われ続けると大人げなんてなくなります。

また、ぼそぼそと小声で何かでつぶやきながら後をつけられたり、電車でぶつぶつつぶやかれたり。とにかく後をつけられまくりましたねえ。
他の国のナンパ(?)と違って、陰湿でじめ〜っとした、ストーカーっぽいものが目立ちました。日記も後半に入ると、私もかなりどなりまくっていたようです(どなるとたいてい相手は立ち去ります)。すっかり忘れていましたが・・・。

ただ、身の危険を感じるかどうか、という意味では感じません。対処のしようもあります。ただ、私自身もかなりテンション高く対処していたようです。
犯罪の発生率がどの程度かわかりませんが、旅行者としてみた限りでは、危険な雰囲気や常に緊張感を強いられるような場所はあまりなかったと思います。

 気候について

日差しの強さはかなりのものでした。日焼け止めはもちろん必須です。それも強度の強いものがいいと思います。
私は日焼け止めの上に帽子などの対策をしましたが、うっかり手の甲を塗り忘れて一日でシミができ、取るのに苦労しました。
季節によりますが、暑さもかなりのもの。水分補給と果物などのビタミンは取れるだけ取った方が良いと思います。

 東洋人であるということ

旅程の後半から、知り合ったフランス人女性達と過ごすことが多かったのですが、その際に、彼女達と私の人種の違いをはっきりと知らされました(周りのチュニジア人によって)。彼女達といるとあちらは「マダム」でこちらは「ジャポネ」でした。
また、リゾートの中級ホテルに泊まったときも、欧米人の中で私1人が東洋人、ということで扱いに差を感じたこともありました。
人種差別、というはっきりしたものかは判断が分かれるでしょう。あくまでも相手の対応や雰囲気の問題ですので。ただ、当時はその辺りも不愉快に感じていました。
日本にいると温室の中にいるように、自分が有色人種であることを忘れていますが、チュニジアではそれを考えさせられる機会が何度かありました。ただこれはあくまでも私の個人的印象と考えてください。


宿泊

宿泊は2000年なので、当時と状況が違う場合もあります。

IAgriculture 
アグリカルチャー

/チュニス

Tel 326−394
1泊1000円〜
2000円
(朝食付・無色々)
部屋は値段によって種類がいくつかあるようです。はじめツインを使い、再度宿泊の際、もっと安い狭いシングルを使いました。シングルでも掃除はばっちり、インテリアも基本的にグリーンで統一され、かわいいです。値段に余裕があれば、上の方のバルコニー付ツインがお薦めですが。ツインでも当時2000円弱でした。朝食付の場合は、となりのカフェで食べます。
チュニス鉄道駅から近く、メディナへも歩いていける為、便利で快適な宿でした。夜は周辺は少し暗くなります。
Hotel Sabbi
 ホテル サビイ

/ハマメット
Tel 280−807
1泊約2000円
ツインのシングルユース
ピンクと白が基調のインテリアでかわいらしい。部屋は広く、ベットもダブルでした。朝食付で当時2000円程度。
リゾート地なので良いめのホテルに泊まりました。当時のスタッフは誰もが感じよく、快適に過ごせました。海沿いの景色の良いレストランやカフェ、メディナ、観光局、バスステーション、すべてが徒歩圏内で、便利な場所にあります。女性一人旅でもおすすめできる宿です。












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