世界個人旅行的記録タイ→マレー鉄道とタイ・カンボジア2001

2001年4月 約3週間のタイーカンボジア旅行
Tokyo→シンガポール→マレーシア シンガポールを起点にマレー鉄道で北上
マレーシア(ペナン)→バンコクへ マレーシアさらっと観光しつつマレー鉄道でバンコクへ
バンコク バンコク カオサンロード滞在
バンコク→カンボジア(シュムリアップ) 鉄道とピックアップトラックを使い陸路で移動
シュムリアップ アンコールワットの観光
シュムリアップ→バンコク ワゴン・トラック・ミニバスでシュムリアップからバンコクへ移動
バンコク→チェンマイ カオサンロードから長距離バスでチェンマイへ チェンマイ観光
チェンマイ→バンコク チェンマイから長距離バスでバンコクへ
バンコク→シンガポール→Tokyo バンコクから空路でシンガポール→成田へ

旅行記

当初マイレージの得点旅行としてバンコク行チケットを希望しました。しかし、かなり混む時期でシンガポール行しか取れませんでした。結局シンガポール起点としてマレーシア・タイ・カンボジアの旅行とすることに。
    

Tokyoからシンガポール〜マレーシア

成田発17時30分シンガポール行き。シンガポール到着が深夜になったため、翌朝まで空港で寝てすごし、朝になってからバスで市内に向いました。シンガポールは噂に違わずきれいで緑がいっぱいで、田園都市というのもうなずけます。個人的には無機質な街並みより人間臭さを感じるごちゃっとした場所が好きですが、家族や友人と一緒に旅行するには良さそうです。

シンガポール〜マレーシアの国境に行く為に、何度かバスとタクシーを乗り換え、迷い、時間をくいました。シンガポールからマレーシアへの入国はいちいちバスを降りて窓口に並んで出入国の手続きするのが面倒ですが、手続き自体は簡単です。
マレーシア入国するといきなり雰囲気がアジアに。街の様子が無秩序に。シンガポールが秩序正しい街だったから余計感じたのかもしれません。昼ごはんのバーミー(麺)とコーヒーを飲み、そのまま駅へ向いました。

バンコク行の列車は3時間後(!!)暑くて移動もしたくないのでホームで時間をつぶしました。
列車は時間通りやってきて、クアラルンプールまで6
時間の旅となりました。車内はエアコンがきいています。日本からの団体ツアーの客と思われるおじさま・おばさま方もおります。あれかな?マレー鉄道と魅惑のアジア紀行とか?

クアラルンプールに着いたのは21時過ぎ。すぐに駅構内のゲストハウスにチェックインし、おかしを食べてすぐに眠ってしまいました。さすがに移動・移動で疲れている上、日本を発ってからベットで眠れるのはこれが初めてなので。
隣の部屋とはベニヤ板で仕切られた、ホントに「安宿」。隣の声なんて、丸聞こえです。カップルが来ませんように。
熱帯とはいえ、今のところ日本の真夏ほどの暑さは感じずにすんでおります。

マレーシア(ペナン)〜バンコクへ

安宿を10時頃チェックアウトし、駅でバンコク行チケットを買いました。
構内にあ
るインフォメーションでチケットや街歩きのことを色々尋ねたのですが、ここの兄ちゃんがね〜また典型的な「仕事もするけどナンパもね」タイプでおもしろかったです。
住所や年やあれこれ聞いてくるのはいいが、名刺をくれた時にウラに色々(詩:ポエム)を書いてくれてめちゃくちゃ笑えました。ポエムだよポエム。おかしすぎる。。とにかくこれおもしろいのでとっとこうと思います。
そして最後に手相を占うから手を見せろ、という。
出た!占い作戦!世界各地で「手相を見てあげるから」と言って手をさわさわする輩がいるのに、最近気が付いた私です。

列車の出発まで結構時間があるので街歩きをしました。
チャイナタウン、セントラルマーケットやスーパーをのぞいたり。さすがアジアの雑貨天国。欲しいものがいーっぱいありました。
ご飯を食べた後、あまりにも時間が余ってしまったため、映画を見ました。ブルースウィリス主演のハリウッド娯楽映画で、「彼が主演なら、英語がわからなくても理解できるだろう」と。画面のサイドとアンダーにそれぞれマレー語と中国語で字幕が入ります。多民族国家!

その夜乗ったマレー鉄道の寝台列車はシーツもちゃんと替えてくれるし、下段でぐっすり眠りながら行けて、とても快適でした。


翌朝、バタワース到着30分前にアナウンスに起こされました。日の出前の暗い時間に駅に到着。小さな駅のベンチで少し休んだ後、荷物を預けて駅を出ました。次の列車が出るまで、待ち時間がかなりあるため、ペナンを
見物しようと思います。

ペナンへのフェリー乗り場は駅からほんのすぐ先にあります。フェリーに乗って15〜20分でペナンへ到着。ちょうど通勤時間なのか、仕事に向うらしいたくさんの人と同乗。観光客はぜんぜんおりません。
船を降りて道路沿いにある小さな食堂に入ってコーヒーを飲みます。それにしてもこの辺の人はやたらとじろじろ見ますね。同じアジア人なのになぜそんなに興味持つ?

観音寺。お線香の煙がもっくもく。
海沿いの公園を散歩し、ジョージ教会へ。
真っ白で緑の木々の中にある、ロマンチックな教会です。何百年も経った歴史の重厚さはないけれど、南の島の教会といった雰囲気があります。

観音寺も見ました。朝から結構な参拝者の数で、皆線香を燃やして一心に祈っています。

ついでにモスクも。ここも新しくてきれいです。ホントは中に入りたかったけど、ヒモがかかってて立ち入り禁止。
同じ通りに教会・寺・モスクがあるという、非常に混在した場所を見てまわり、外の観光はおわり。

少し時間が余ったので、島内人気一番のショッピングセンターへ。お昼には何種類かのおかずを選んでご飯と一緒に皿にのせてもらう、定食みたいなものを食べました。ところで何度かマレー料理を食べているのですが、どうもぱっとしない。味にメリハリがないというか、マイルドというか。。わあ〜これうまい!!というのに当たりません。
またフェリーに乗ってバタワースの駅へ。私が観光している間、ずっとここで列車を待っている人もいたようです。

ところでバタワースからの寝台は21〜8時のみベットの使用が可能で、早寝・寝坊が許されない。いちいち駅員が来てベットを作るのです。それ以外はイスのまま。え〜〜ずっとベットでいいのに・・・
マレーシアからタイに向うにつれ、風景も変わるから不思議です。熱帯の緑の濃い森・バナナの木や木に咲く花の色・大きな葉っぱなどが、タイに入ると見晴らしの良い原っぱや田園、小さな葉っぱの木々に変わってゆくのです。人々の顔にも統一感が出て、タイ人らしくなってきます。

翌朝ファランボーン駅へ到着。すぐにタクシーでカオサン
に向いました。旅行者としては便利で居心地良い場所です。メインを1本入った小道にあるゲストハウスにチェックイン。玄関で靴を脱いで上がります。外でおかず&ご飯の食事をし、宿に戻ってから移動の疲れの為長ーーい昼寝をしました。起きたらすっかり夜のため、ちょろっとおかしを食べてまた寝てしまいました。

バンコク滞在

朝は11時過ぎに目を覚ましました。これから寝坊の毎日です。
近所の屋台で酢豚もどきとライスでブランチを食べ、ぶらぶら歩きながらデザートのスイカを食べます。
暑い。常夏の国だから、当然いつ来ても暑いのです。
日中はだらだら寝たり散歩したり本を読んだり。暑くてあまり活動できない。

夕食は屋台のパッタイを食べに行きました。
その後マッサージ屋に行き
、タイ式マッサージを。タイのマッサージは引っ張ったり曲げたり乗っかられたりとかなりアクロバティックです。気持ちよくてうとうとし〜てのとは少し違います。
マッサージ屋で日本人の大学生と知り合い、話をしているうちにパッポンのゴーゴーバーに行ってみることになりました。私にとっては初体験。なんだかよくわからんけど、「すごい」というので見てみたい。バスに乗りパッポンへ向いました。

ソンクラーン前夜祭inカオサン
パッポンでは道の真ん中にずらーっと屋台が出ていて、色々な商品を売っています。たいていが怪しげなコピー商品。観光客も結構出ているし、歓楽街のわりには歩きやすい場所です。大学生の彼は「ブルガリの時計を買う」と言い、あれこれ悩んで1つ購入してました。「これってちょっと見、本物に見えるよね?」と聞かれてもどうなの?よくわかんない。

さて、本日見たいのは「ショー」です。「すごい」らしいので。
ガイドブックで見繕ってきた店の名前をチェックしたり、あちこちにいる客引きと話したりして、我々ってホント、おのぼりさん丸出し!真剣にメモをチェックする我々に、客引きの兄ちゃんが寄ってきて「えー!君達セックスショー見たいの?へー、ライブショー!?」とめちゃくちゃでっかい声で話しかけてくれました。

さて、実際ショーを見た感想は・・。
んーまあ、いまひとつ。当然か。女が見てもコーフンするでも楽しむ訳でもなし、好奇心だけで見に行ってもね。性産業の割にはセクシーではない、と思うのは私がオンナだから?しかし、めったに見れないショーが見れて衝撃的ではありました。
我々は自分のビールをちびちび飲むだけで金払いも悪いし、女の子に「ジュース飲みたい」といわれても笑ってムシするので、やがて誰もテーブルに寄り付かなくなってしまった。それにひきかえ、隣にいた日本人旅行者はモッテモテだったよ。
ところでカウンターにぴったりくっついて見ているイスラム男性のグループ、ミョーに真剣で怖かった・・・。にこりともせず、じー、じじじーっとショーを見つめるその姿。鬼気迫るものがありました。女の子は中にはすっごい可愛い子もいて、時々おかまちゃんも混ざってたりして(なんとなくわかるのです)、でもタイって可愛い子が多いんだな、と思いました。
結局ビール1本100バーツのみでねばりにねばって一通りのショーを見てきました。一人では来れない場所なので(と彼も言っていましたが)、機会があってラッキーでした。

その後3日ほどカオサンに滞在し、屋台メシとマッサージ・読書や買物などに時間を費やしました。ここでゆっくりしてこの後のカンボジア観光に備えよう、というもの。ところでカンボジアビザはバンコクで取れるのですが、発行は翌日。ビザ取りに2日かかってしまいました(2000年当時
)。
時期的に卒業旅行シーズンではないのですが、カオサンにはたくさんの日本人旅行者がおり、色々な人とご飯を食べたりビールを飲んだりしました。ホント、だらけた生活が似合う場所です。

タイ〜カンボジアへ

ファランボーン駅にはカオサンからタクシーで。
列車が出る前に朝昼兼用のご飯を食べました。駅の食堂はクーポン制で、決められた金額のクーポンを食べたいものと交換し、クーポンが余れば現金で返してくれます。

ょうどソンクラーンのお休みの時期にあたるためか、駅はめちゃくちゃ混んでます。ホームも人がいっぱい。私の乗る列車のホームにも人があふれていて、この中で席を確保できるか、少々不安。
列車がホームに入ってくると、ルール無視の人々はホームの反対側に渡って、反対の入り口から入ろうとしています。ちなみに私もそれをやり、何とか席をゲット。終点まで乗るのだから、絶対座らないといけません。礼儀正しく遠慮深いと終点まで立ちっぱでしょう。。

ソンクラーン(水かけ祭り)のため、列車に乗っていても列車の窓めがけて水を掛けられるのです。その度に窓を開けたり閉めたり。国中が「お祭り」というかんじで、この時期旅行ができて良いものが見れました。

車窓からの風景はほとんどが田舎の水田か野っ原。時々水牛や野良犬がいたりして、まるで「世界の車窓から」です。もしバンコクしか見なければ、タイの印象はだいぶ違ったものとなったでしょう。

夕方になってとある田舎の駅で停まった時、窓から一斉にムシがザワザワ〜っと飛び込んできました(トンボの羽が大きいやつみたいなの)。列車中がムシだらけになった時は鳥肌がたって悲鳴をあげました。他の乗客よ、なぜそんなに冷静なんですか。。これまで旅行中、こんなに恐怖を感じたことはなかったよ。

やっと終点に到着。
ちょうど同じ車両に乗っていたカナダ人カップルにタクシーのシェアを持ちかけてみました。でっかい荷物を担いでここまで来ている外国人は、99%カンボジアに行く人でしょう。案の定彼女
らもシュムリアップへ向うというので、一緒に行く事にしました。
ホントはカンボジア入国後、その辺の宿に泊まり、翌朝早く出発しようと思った我々ですが、あいにく国境ゲートは18時で閉まっており入れませんでした。仕方なくタイ側でホテルを探すべく、トゥクトゥクで何軒かまわりました。
しかし、ソンクラーンの為か、満室・満室、で立て続けに3軒断られました。次に入った1軒でやっとダブルが1部屋、しかしカナダ人カップルしか泊まれません。とりあえず明日の7時に国境で待ち合わせをし、他のホテルにトライしに行きました。
国境から結構ある場所のホテルでやっと1部屋。1泊350Bの中級ホテル。設備もちゃんとしてるし清潔だし、まあいいか。

翌朝は「寝坊できない!」という緊張感があったのか、ちゃんと6時に起きました。
国境までの足がトゥクトゥクくらいしかなく、料金の交渉をすると「80B!ソンクラーンだから仕方ない」と調子に乗った輩ばかり。結局
バイクタクシーにしたけど、それでも40も取られた!こんなに不安定でスピード出して汗臭いし、ハードな乗り物なのに。

7時にはゲート前に着いてました。カップルを待つ間、ゲートが開く様子を見てたのだけど、国境が開くと一斉に人々が歩いて行き来するのがおもしろい。

さっそく3人で国境を越える。しかし、ここでショックな事勃発。「賄賂請求事件」です。ビザもパスポートもあるし、自分的には万全の準備だったのに、カンボジア側国境のおっさん係員は「健康カード」がないから金を払え、と。
「そんなの必要ないでしょ。ビザとパスポートあるでしょ」と言っても「カードを買え」と。
この時点ではホントにカードが必要なのか半信半疑でしたが、金を払った後に賄賂だったことがわかりました。レシートもよこさないし、カードをくれるわけでもない。突然「英語ワカリマセ−ン」になったおやじに怒り倍増でした。
果たしてここで払わなかったら、私は入国できなかったでしょうか?
いや、できたでしょう。一度払ってしまった金は何があっても戻ってくるはずはなく、後々まで自分を責める事に。

ピックアップトラック、ただいま故障中〜。
さて、国境を越えたところで車をシェアする旅行者が6人に増えました。
ちょうど居合わせた欧米人旅行者とピックアップトラックの荷台をシェアすることに・・。それぞれ個人旅行者の集まりです。
ところでタクシーなんてなかったよ。国境からタクシーがある、という経験者の言葉を信用したのに。あるのはピックアップトラックだけ。6人で1000B(1人166Bね)でシュムリアップへ。ついでに国境からずっとガイドのような男も一緒についてくる。これには旅行者全員が不愉快に。

トラックの荷台はおしりが痛くなるし、日差しも直接でかなりハードな経験だったけど、すごく楽しかった。他の個人旅行者と一緒だったし、ちょうど水かけ祭りがあって子供満載のトラックがあちこち通りかかる。通りすがりに道端の人から水を掛けられたりしたけど、派手にはやられなかったし。

始めのうちはこのように余裕ある態度だった私も、だんだんイライラが募る事に。その主な原因はいつも隣に来るガイド男!ペラペラお喋りで聞きたくもない話してくるし、そもそもガイドは嫌いなんだ私は。

シュムリアップに到着した時はホッとしたけど、到着場所がまた我々の怒りをあおるのです。1軒のゲストハウスの中庭に車は止まり、「さあここで降りて宿にチェックインしろ」と当然のごとく言ってきます。我々は「シュムリアップの中心地」に行けと言ったのです。なぜここが中心地なのだ?

一斉に車の周りを宿の人(かわからんが)が取り囲み「泊まれ泊まれ、ノープロブレム」というのがまた不愉快。
ドイツ人女性一人だけは「きれいで安いから泊まる」と言ってましたが、他5名は別の場所を探すことに。

これはねーこの宿が快適かどうかの問題じゃないんだよ。ここれ我々が泊まったら、何をするにもどこに行くにもこのガイド男(要するに国境から一緒だったこのガイド男がいけ好かない奴だったわけです)の範疇に入るわけ。何より「国境から旅行者にくっついてくれば商売になる」という経験をさせるのが気に食わない!と力説するアメリカ人旅行者に同感したので、私も別の宿を探しに行きました。
現在地がよくわからない道をさんざん歩いてあちこちのゲストハウスを見せてもらう。確かにパラダイスGH(さっきのゲストハウス)は安くてきれいだったかも、とちらっと思いました。でも泊まらないよ!
・・かように意地をはって苦労する、という経験をよくするのです私は。
結局見つけた宿は狭い部屋に蚊帳付のベット、扇風機がついてるだけの2ドルの部屋。シャワートイレは共同です。

有無を言わせない雰囲気のシュムリアップ
両替をしようと銀行に行きましたがすでに閉まってます。仕方なくあやしげな両替商でレートの悪い両替を。「なぜこんなにレートが悪いの?」と聞くと「正月だから」と。もう聞き飽きたよそのセリフ。

ところでこの時宿にいたバイクタクシーの人に“タダ”で乗せてってもらったのですが、失敗しました。バイタクは雇うつもりでしたが、こっちはただの運転手と思った相手が何を思ったかナンパしてきました。中途半端な英語で「あなたに興味があるんだ」というがこっちにはない。「明日以降はいらないからね」と言って追い返しました。
夕食は近所で屋台を見つけ、セブンアップとチャーハンを。んー安くておいしい。
水を買って帰る途中、ちょうど宿の入り口にいたバイタクの兄ちゃんに明日以降のバイタクをお願いしました。朝9時からで1日5ドル。カタコトの日本語を喋りやたらと笑う、まだ若そうなコです。

明日から念願の
アンコールワット。楽しみです。


アンコールワット観光

9時に宿の前でバイタクと待ち合わせ。運転手はスマイリという若者で、にこにこ笑うかんじの良いコです。バイクの後ろにまたがり、初めてシュムリアップの町をアンコールワット遺跡に向かって走ります。

わあ。わあ。なんだかコーフンします。カンボジアの町並みは今までみてきたアジアの町とだいぶ違う。これから発展するかもしれませんが、まだまだ貧しく混沌とした雰囲気があります。なんというか、まだ「安定してない国」といった印象。

正月だからか、バイクも人もすごくたくさん。バイクに3人・4人乗りまではわかるけど、5人乗ってるのにはさすがにびっくり。こっちの人小柄だからね。途中のチケット売り場で3日間の共通チケットを買いました。その後遺跡に向かって走りました。未舗装の道路をバイタクの後ろに乗って、やがて森と堀に囲まれたアンコールワットが見えてきて・・・これがすごく感動的でした。
写真で見ていつか実物を見たいと思っていた遺跡です。カンボジアは危険地帯と思っていたので、こんなに早く個人で見に来れるとは思っていなかった。
メインのアンコールワット遺跡は周りをぐるりと堀に囲まれています。正面の入り口でスマイリと別れ(2時間後に迎えにくるよう頼みました。)、堀を渡って中に入ります。門をくぐると正面にあちこちの写真で見たあの風景が広がります。
わあ。わあ。・・・わあしか言えない。

この遺跡は中心に向かって何重にも囲まれた作りになっています。まず外側に堀ですが、門壁・回廊・建物も何重にも。そして階段や段差が多く、登り降りの繰り返し。見てまわるのは体力的にはきついです。遺跡のあちこちで座って休む人もいます。
壁画はさすが・・。クメール美術の粋ですね。独特の人物描写で、もっと歴史とか神話とか勉強してくるんだった〜。それでもかなり感動して遺跡を後にしました。メインの遺跡を2時間じっくり見て、次のバイヨンへ。
スコールに2回も遭遇!突然雨がザーッと降ってくるんだけど、それでもバイクをすぐには止めないんだよね。バイヨン、タ・プローム、タ・ケウなどを見る間、服も帽子もびしょびしょになりました。

アンコールワット遺跡のすばらしいところは、自然の風景の中にぽっかり存在しているところ。まだ電気や看板や土産物屋など人工的なものに囲まれておらず(厳密にいうと店などがあるけど、とても原始的雰囲気なので許せる)、すごく美しく感じるのでした

遺跡におそいかかる木の根
最後にサンセットが名物の遺跡へ行き、地獄のように長い階段を上りました。
てっぺんのビューポイントはすごい人。ピックアップトラックで一緒だったカナダ人カップルや昨日会った日本人もいて、シュムリアップ中の観光客が集まったかのようです。あいにくサンセットを見るには雲が多すぎたけど、雲の間でだんだん茜色になる空を見るのはやはり感動します。

朝から連続9時間の観光はさすがに疲れました。宿に戻ってシャワーを浴び、夕食へ。スマイリが屋台まで乗っけてくれたので交通もラックラク。
人気のある屋台のようで、満席です。1個空いた席に地元の人と相席。レモンシェークと焼そばを頼む。見た目はアレだが、味はいい。おなかもいっぱいになって宿へ帰る途中、また昨日のナンパバイタクに出会ってしまった。
ノーサンキューといっているのに「今日はどこへ行った」「誰と行った」「明日は一緒に行こう」とうるさい。いくら「行かない」「興味ない」「もう頼んだから」と言っても聞いちゃいない。
宿まで着いてきてごちゃごちゃ言うので「あんたキライ」「一緒に行きたくない」と少し強めに言ったらやっと帰ったが。とんでもなく勘違いヤローだ。気分悪くなってしまった。

宿泊客やスマイリにもなんだか奇異の目で見られてしまった。(確かにどなったけどさ)
でも私悪くないんだよ!これはチカンにあった女が、被害者なのに罪悪感を感じるというアレではないでしょうか。ここは日本女性の名誉のためにもあっちが悪いことをアピールしよう!ととりあえず「あいつひどい勘違いヤローなんだよ!」とその辺の人や、スマイリにアピールしておきました。といっても、私の使える範囲の英語なので「彼、バカアルネー!」程度にしか通じていないと思いますが。。

翌朝はまた9時集合で観光へ。今日はちょっと遠いバンテアイスレイを見に行くのです。ここに行くのに5ドル追加させられました。理由は「遠いから」。ニコニコ青年スマイリも生活かかってるのか、絶対に値引きしませんでした。

でも遠くても見に行ってよかった。何より途中の風景が良い。ずーっと田舎道を走って、野原や木や高床式の民家の間を通ってゆくのです。スコールなんか気にせず遊ぶ子供も多いし、バイクもびしょびしょのまま走ってる(我々は雨宿りしました)。とにかく風景的にすばらしいよ、ここ!

バンテアイスレイは思ったよりもツーリスティックでした。沿道は土産屋でいっぱい、物売りも今までで一番気合が入ってる。
雨がなかなか上がらず、雨宿りしながらの観光になってしまった。でも遺跡としてはとても見ごたえがある場所でした。昨日まで見た遺跡となんとなく雰囲気が違うような・・?石の種類も違うでしょうが、彫刻の絵柄もなんだか違います。それにしても風雨にさらされて、よくまあ彫刻がこれだけ残ってる。遠くて高い(バイタクが)
けど、来てよかった。
後半はまたアンコールワットを見に行きました。またいつ来れるか分からないので。

落ちたら死ぬ。アンコールワット遺跡の急階段。
回廊の角に座り、周りの森と遺跡を見ながらうっとりしていると、結構その辺の人に話しかけられます。

あまりおしゃべりしたい気分ではないんだけど、無視するのも疲れるので、適当に返事をしていたら相手がどんどんつけあがり、最後は不愉快になった私がその場を立ち去る、ということを何度か繰り返して観光が終わりました。
これさえなければもっと浸れるのに。私は色も黒いし、東南アジアでは現地の人に同化できると思っていたのは勘違いみたいです。

夕方、宿に戻ると日本人がいたので、コーヒー(ネスカフェ。めちゃまずい)を飲みながらおしゃべり。彼は大ちゃんと言って、明日アンコールワット観光をするとのこと。私の一日分残ったチケットをあげました。(当時は写真付きチケットではなかったので、他人にあげれました)お礼に夕食とビールを奢ってくれるそうなので外へ。
屋台に行くと大ちゃんと同室の山ちゃん、他数名の日本人がいます。みんなでテーブルを囲み、ご飯を食べました。

食後、“ビールは日本人宿で飲もう”と言われ、噂のタケオ・ゲストハウスに行ってみました。シュムリアップの有名日本人宿です。おお、ホントに日本人しかいない。んーでも汚いよ、ここ。上がったらなんだか色々踏んづけたよ。靴はいて上がるべきでは。
ビールは黒ビール。味は普通です。色んな人がごちゃごちゃいて、私の宿とずいぶん違う。飛び交う言葉も日本語だし、居心地いい人にはいいのかも?

宿に戻ってからも大ちゃんと山ちゃんとベランダでおしゃべり。結局この夜はずーっとおしゃべりし、朝方4時半まで。旅行者同士だからって旅行の話してると思ったら大間違い。まあ少しはするけど、旅行とは関係ない話ばかりです。内容はここに書くと我々の名誉に関わるので書かないけど、人間の3大欲のいくつかについて。



カンボジア〜バンコクへ

印象深かったアンコールワットの旅も終わり。
早朝バンコク行のバンに乗りました。本来乗るはずのバスが迎えに来ず、仕方なく宿の人知り合いのバンに乗せてもらいました。値切りに値切って国境まで5ドル1400リエル。来る時はピックアップトラックの荷台だったけど、帰りは車内。これだけでも良しとすべきでしょう。

しかしながら、走って30分でいきなり車のタイヤがパンク。幸先わる〜。
運転手がタイヤを取りに戻って直すのを待つだけで1時間半。まだシュムリアップにいますよ、我々。さらにやっと再出発したかと思ったら、今度は水たまりにはまって車両が壊れたのか、また動かない。
同乗してるのはアメリカ人パッカーのグループ。皆かなりイライラしております。むろん私もイラついてますが、「音楽消せよ!」「サイテーの車だな!」などと騒ぎ立てる白人連中にもイライラします。結局通りかかった一般人の車に乗り換えましたが、新たに金を払う上、さっき払った分は帰ってきません。

やはりトラックの荷台。。さらにアップダウンのはげしい道のため、体中が痛みます。さらにさらに、この時期まだソンクラーンのお祭り騒ぎをやっており、トラックの荷台なんかに乗っている我々はいい標的です。沿道から次々風船が飛んできて、ホントひどい目にあった。

・・・鬼。
2回ほど休憩しましたが、とてもじゃないが物を食べる気になどなりません。
同乗のアメリカ人女子は「腰を打って痛い」といって泣くから仕方ない、背中に傷薬を塗ってあげましたよ。トラックに乗り込むと、左側にはメソメソ泣いてるアメリカ女子、右側には酔って車の外に向って「げー」してるカンボジア少女。なんの苦行でしょうかこれは。
国境に到着するころには我々は(特に私は)かなりボロボロの状態でした。

何とか日のあるうちに国境を越えられたことだけでもラッキーです。さっさとタイ側に入り、ちょうど客引きをしていたバンコク・カオサン行きのミニバスに乗り込みました。
運ちゃんが私を若いオンナと見誤ったのか、助手席に乗せてくれあれこれ世話を焼いてくれました。普段はうっとおしいと思うのですが、この時ばかりは疲れ果て、運ちゃんのくれる果物や飲み物をありがたく頂戴し、他の人より快適な道中をすごさせてもらいました。

カオサン行のバスが走り始めると、その道路事情の良さにめちゃくちゃ感動しました。なんと言ってもつい先ほどまで、Up&Dowmで身体のあちこちをぶつけながら車に乗っていたのですから。道路は舗装されているし、コンビニやガソリンスタンドや電光看板があるし、当たり前と思っていたことにいちいち感動でした。

カオサン到着夜の10時。このツーリスティックな賑わいも懐かしい。数日カンボジアに行っただけなのにね。フレンドリーゲストハウスにチェックインし、外の屋台で買ってきた焼ソバを食べて寝ました。さすがにこの強行スケジュールにはまいりました。



チェンマイ3人旅

オサンから出るチェンマイ行きのバスに乗り、チェンマイにやってきました。ここで日本人&オーストラリア人の旅行者と知り合い、チェンマイではほとんど行程をご一緒することに。

チェンマイと言えば、ゾウ園・トレッキング・少数民族のお宅訪問・川下りなどでしょうか。

1人なら現地発着ツアーでも・・と思ってましたが、オーストラリア人の旅友(になった)アンディが、「行ける行ける。全部自分でできるよ。」と言うので個人で行ってみることに。同じく旅友(になった)H子ちゃんも「う〜んアンディがそう言うなら・・」と。
いまいち不安な私でしたが、ロンリープラネット英語版を開いて「ほら〜行けるって書いてあるじゃん」と力説するアンディ。申し訳ないが読めません。しかし私は礼儀正しいので「ホントだー、じゃあ行ってみよう!」と返したのでした。

きれいなオカマのおねーさまたち。
チェンマイではVIPゲストハウス(しかしすごい名前)に滞在。けっこうきれいだし、バス・トイレがついて広いベランダもあります。1泊200B/部屋。ここにH子ちゃんとシェアして泊まりました。アンディはなぜか別の宿へ。予算オーバーだったのかも?

夜は3人でナイトマーケットへ。
長期旅行中のアンディはみやげ物にほとんど興味を示しません。私とH子ちゃんはわいわい言いながら雑貨を見てまわり、その後ろにひっそりとついて来るアンディ。。
翌日は日中それぞれ別行動を。めちゃくちゃ寝坊をする私が昼ごろ起きてみると、H子ちゃんはすでにおらず、「昨日知り合ったタイ人の男の子と出かける」と置手紙が。。
大丈夫かね。
初めて海外旅行・初めての一人旅で、ホントに大丈夫??でもまあタイ人の男の子ならいきなり金や身体の心配はないでしょう(根拠はないけど)。それにしてもあれだけアンディと一緒に行動して、よく知り合うヒマあったなー。

今日は観光をしようと思っているので、タープラートまで行くことにします。山の方にある有名なお寺です。
北の門までてくてく歩いて2〜30分くらい。非常に天気が良く日焼必須です。ソンテウ(乗り合いトラック)はすぐに見つかり、お寺に向かって走り出しました。結構な距離があるのですが、問題は距離ではなく運転と道路事情。日光いろは坂みたいなのを思いっきり飛ばしてくれたので、到着することには酔って頭がぐわんぐわん。気持ち悪い・・。

タープラートはメジャーなお寺なのか、外国人だけでなくタイ人観光客もいます。あとお坊さん。お坊さんの団体旅行というのを初めて見た。タイのお坊さんは1人でも派手なオレンジ色の衣装なので、集団だとさらに目立ちます。
入り口からずだだーっとそびえる階段は休み休み登れば、ムリではありません。酔ってなければ。

とにかく派手。派手の一言につきる寺です。日本の京都などにある、木造建築のしぶーい寺・木の仏像に慣れ親しんだ日本人からすると、白と金と赤のキラキラのお寺は何か違和感があります。ついでなのでおみくじを引いてみました。
凶。「心からの友人はおらず、金は減る一方。恋人はいなくなり、外出は危険が多い。家にいることにしましょう。健康運のみ良」・・・入れるかね、こういうクジを。

クヨクヨしながら市街に戻って別の寺を見に行きました。こちらはうって変わって、観光客もおらず、静かで良いお寺でした。
寺めぐりも終了したので、帰りに久々のゼイタク「ケーキセットでティータイム」を。この町並みにそぐわないおしゃれなカフェで、雰囲気は青山、値段はバンコク。ケーキとお茶で100Bは今の私の宿代と同じです。

夜はアンディとH子ちゃんと3人でご飯を食べに行きました。野菜炒めともち米とコーヒーで27B。。ケーキセットの3分の1かあ。彼らにはケーキ食べたこと内緒にしておこう。

明日はやはり3人でトレッキングに行くことにしました。問題は交通のことで、普通タクシーをチャーターするんだろうけど、そこはそれ。アンディですから、バイクをレンタルして行こう!と言い出しました。
しかし私もH子ちゃんも免許ないし、バイクなんて運転したことありません。しかしアンディは「練習すれば大丈夫。」と。どうにかしてほしい、このチャレンジャー男。

私とH子ちゃんが交代でレンタルのバイクにおそるおそる乗ってみます。自転車しか乗ったことないけど、なんとかゆーーーっくりなら走れます。でもH子ちゃんは「こわいこわいこわい〜」と言って、乗ってくれません。当然私が1人で乗り、アンディがH子ちゃんを乗せて行くことに。
彼は「H子はムリだよ。君の方がタフだし、年も上だろ?」と、いちいちムカつくがその通りのことを言う。結局その夜はバイク乗りの練習をすることに。H子ちゃんは仲良くなった地元のタイボーイと遊びにいっちゃうしさ。なんだかツアーで行きたくなってきたよ・・。


翌日は朝8時に我々の宿で集合。
ところで私はぎりぎりまで寝ていて気付かなかったのですが、H子ちゃんは結局朝帰りをしたらしい。それも約束の時間に間に合うようにギリギリに宿へ戻った所をやって来たアンディに見られ、なかなか気まずい思いをしたそうな。
朝っぱらから。大丈夫かね、今日の観光は?

ところで私にとって幸いなことに、バイク屋のおやじに私がにわか運転手であることを即効見破られ、「1台しか貸さない」と言われてしまった。ちょっとホッ。
するとまたまたアンディが「今日は君を連れてってあげる、明日はH子を連れてくから。交代で行こう。」と不思議なことを言い出す。しかしこの人、よくわからん。普通「じゃあ皆で一緒にバスで行こう」となるんじゃ??

3人で困ってると、“H子ちゃんと仲良しのタイボーイ”がなぜか都合よくバイクで現れた。なんでぴったりのタイミングで現れるんだ?
でもちょうど良いので、エレファントファーム(ゾウ園)まで乗せてってくれるよう頼みました。結局アンディ&私、H子ちゃん&タイボーイ(ミュウ君だそうな)でバイクに乗ってゾウ園へ行きました。
結構遠いです。後ろに乗ってる分には“景色きれい”“いい天気。日焼けする”とか思ってるだけでいいですが、自分で運転するとやはり大変そう。やらなくて良かった。

わりと小柄なぞうさん。とってもキュート。
ゾウ園に入ると、すでにその辺をゾウがウロウロしてます。もちろん係の人がついてますが。ゾウにあげるバナナをあげてみる。ちゃんと皮をむいて食べるのです。かしこーい!

広場でのゾウのショーも見に行きました。ハーモニカ吹いたり木を運んだり、サッカーをしたりするんだけど、1頭だけやけに
ノリノリなゾウがいて笑えた。ハーモニカは首をふりふり吹いてるし、サッカーもぼいーん!と蹴る様子がノリノリ。大人気のゾウでした。
ころでこのミュウ君、なかなか子供っぽくておもしろい。さっきからすごく不機嫌なのどうしてだろーと思ったら、H子ちゃんとアンディにやきもち焼いてるようで。露骨にアンディを嫌っており、この辺がアジア人(というか先進国でない男性)らしくて面白かった。H子は自分のもの、という領分なんだろなー。

ゾウ園の後はメオ族の村に行く予定でした。でも地図があるのになぜか迷い、全然着かない。思ってたよりずーーっと遠いらしく、運転手2人がとてもいやそうなので、あきらめる事に。私としてはこれが一番見たかったのですが・・。

仕方ないのでその後はツアーでも訪れる、森の中の滝を見に行きました。
全部で10段もある滝で、登るの大変です。アンディは左側の道、我々3人は右側の道を行くが、尋常でなく体力があるアンディは軽々とてっぺんまで行き、また降りてきたところをのろのろ登る我々と合流。結局我々は8段目まででギブアップ。でも十分きれいだったよ。珍しい蝶が飛んでるし、すっごいきれいな色のトンボもいました。服のまま水に入って皆で遊ぶ。男2人は異様な雰囲気だけど、冷たくて気持ちよかったよ。

さて、観光が終わったこの後は、皆やりたいことが別々なのです。
アンディはドイステープに夕陽を見に行くつもりだし、私は町へ戻ってショッピング。H子ちゃんは疲れたからどうしよう、と。彼女の面倒見れるかミュウに聞いてみる。かなり機嫌が悪そうだが、「忙しいの?」と聞くと「ヒマ」だと。なので「H子のためにどっか連れてったげて。私とアンは1人でOKだけど、彼女はOKじゃないから」と言って彼らと別れました。
アンディのバイクに乗ってすごいきれいな田舎道と山の風景を見ながら町へ。
尋常でない体力を誇る彼もさすがに疲れが出てきたのか、運転が雑に・・。それでもゲストハウスで私を下ろすと、そのまま夕陽を見に山登りに行ってしまった。。つくづくタフな人だ。

夜になってもH子ちゃんは戻ってこないので、私とアンディはご飯&飲みに出かけました。
ご飯を食べ、その後は「いいカクテルの店があるから」とこじゃれたバーへ。静かでカップルの多いお店です。
私はフローズンマルガリータを。アンディはバナナジュースを。・・・おい。
「お酒は飲まないんだ」と言われると何も言えない。でもさ、普通誘ったら飲むよねえ?ホント変わってる。

ところでこの辺は夜歩くと変わったカップルが多くて面白い。白人のおやじと若くて華奢なタイガール、というのはだいぶ見慣れたけど、白人のおやじと若くて華奢なタイボーイ、おばさんと少年のカップル(日本で言う淫行条例違反)など、タイってホントこの辺がルーズな所だなーと思います。まあ我々もハタから見ると白人とタイ人カップルに見えるかも?男の方が貧乏そうで、女の方がさほど若くない・・という違いがあるかもしれませんが


チェンマイ〜バンコクへ

チェンマイからバンコクへはやはりやはり夜行バスを利用しました。
しかし最悪なことに交通事故に。原因は運転手の居眠り運転。こういうことのないように、交代要員をつけて二人で交代で運転していたようなのに??
おかげで倍以上の時間をかけてバンコク・カオサンロードに到着。到着するとすぐ前回の宿(フレンドリーGH)にチェックイン。

長距離移動と事故の疲れを癒すため、ちょっと長めのタイ・マッサージへ。3時間コースで身体もほぐれたような。マッサージが終わるとすっかり夜なので、カフェに座ってビールを飲み、ご飯を食べ、宿に帰りました。

事故車と被害者の我々。ひどい目にあった・・。

バンコク〜シンガポール〜Tokyo

ンコク・カオサンでの残りの日程はマッサージ・買物・昼ビールに費やされました。こうした怠惰な時間が似合う場所です、カオサンは。

来る時はマレー鉄道で時間をかけてタイまで来ましたが、帰りはラクをしたい。
バンコク発シンガポール行、ビーマンバングラデシュが一番安くて2500Bでした。これで行くのです。

さてウワサ(悪い)のB・バングラデシュ航空。やはりうわさ通りです!金をけちって乗る私のような貧乏人ばかりのためか、客層も悪し!乗ってる間中、中国人団体客がポーンポーンとアテンダントを呼ぶボタンを押し続けるし、飲み物は水・コーク・スプライトの択一だし、食事時になるとアテンダントがバンバン乱暴にテーブルを倒してまわる。
いいところ?あんまりないんだけど、せいぜい制服がサリーでかわいい!ってことくらい。

シンガポールは到着後少し滞在時間があったので、街歩きをしてみました。
でも今までみていたタイやカンボジアと全然違って、都会ですよ。ここは。
私が見ても面白いものはありませんでした。

トーキョー行きはさすがに混んでいます。東南アジア路線は日本から比較的近く、眠っている間に到着するので旅行もしやすい。タイ直行が取れなかったのは残念でしたが、一度は乗ってみたいと思っていたマレー鉄道に乗れたのでよしとしましょう!


















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