世界個人旅行的記録→フィリピン(マニラ)→旅行記2004
フィリピン旅行記2004 | |||||||||
2004年9月 フィリピン・マニラ5日間
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旅行前 フィリピンにはいくつかのリゾートや国立公園があり、世界遺産もあり、少し(というかだいぶ)足をのばせば、自然の美しさや歴史的街並みを見ることが可能です。 しかし、私の旅程は“マニラのみ正味3日滞在”というもの。 あまり無理をせず、ゆっくりとした行程を考えたところ、マニラ市内観光と、マニラから日帰りツアーの出ている「バグサンハン急流下りツアー」を組み入れて、後は現地で適当に楽しむことにしました。 マニラの治安に関してはどのサイトを見ても、誰に聞いても“悪い”というものだったため、いつものようにうろちょろと宿探しをするのはやめて、事前に中級ホテルに予約を入れました。 マニラ市内観光 宿泊したホテルは観光名所に近く、買い物や食事にも便利な中心地にあったため、基本的には全て歩いて観光しました。 サンチャゴ要塞・マニラ大聖堂・サンオウガスチン教会は徒歩圏内で比較的近く、散歩がてら歩いて周れました。一番観光客が多いのもやはりこのあたりで、お土産屋さんや雑貨屋もそこそこある為、あちこちのお店を覗きながら歩くのも楽しいです。 時々雨がさーっと降っては止む、を繰り返す熱帯ならではの天気だったため、教会や雑貨屋さん、スーパーなどで雨宿りをしました。
バグサンハン川急流下りツアー マニラから日帰りで気軽に参加できる川下りのツアーです。 旅行会社に行ってみると、一人参加のためか、アジアとは思えない法外な値段を言い渡される。 “他に参加者が出れば、もっと安く行けるよ”とのことで、実に当日の朝まで参加者待ち。でも待った甲斐あって、私の他に日本人親子の参加者が1組出ました。この同行者がまたなんなんだけど、まあ、参加できたからよしです。 朝8:30頃ホテルにピックアップしてもらい、もう1組の参加者のホテルへ車で向かいました。 でも来ない。いくら待っても出てこない。かれこれ20分以上待たされて、「も〜いやんなっちゃうわあ〜信じられないわ〜」と文句と共に本日の同行者が登場。この後ツアーが終了するまで、何度もこの「も〜いやんなっちゃうわ〜信じられないわ〜」を聞くことになるのでした。 でも少なくともニホンジンだもんね。ガイジンと英語で一日喋らなきゃならないよりいいもんね。 青年医師と母親、という組み合わせのこの2人。医師の方は全く無口でほとんど喋らない上、母親はそれを補うかのように「も〜いやんなっちゃうわ〜・・以下同」を連発。聞いてる私もいやんなっちゃうわ〜。 車は一路バグサンハンへ。 川沿いのホテルに入り、昼食をとりました。ブッフェ形式で、おかずが数種類とご飯・麺など。ツアーはランチ付なので、飲み物のみ自費です。参加者3人なので、一緒にご飯を食べましたが、お母サマ!ネガティブ発言はもうやめて! 「一人で来たのお??よく平気ね〜信じられないわあ、私絶対無理こんなところ〜。」「まあ〜チップなんてもらえて、いい仕事よねえ〜(ガイドさんが“なるべく最後には船頭さんにチップあげてね”と言った時)。」そして、息子に「あなた医者やめてこの仕事したら〜?」「いやだわ〜汚いわ〜。」 ・・・あなたなぜフィリピンへ?そしてなぜ急流下りへ? ホテルの裏手の階段を下り、いよいよ川下りへ出発です。 長いボートには船頭さん・私・お母サマ・医師・後ろの漕ぎ手の順番に乗り込みました。 今日は天気もとっても良く、絶好の川下り日和です。 川の水は濁っていて、どのくらいの深さかわかりませんが、川沿いには木々が生い茂り、濃い緑色と青い空と茶色い水が、妙に合っています。
しかし、「まあ絶対いやだわ〜私はごめんだわ〜」という後ろの声を聞いたとたん、「ええ!もうこれに参加したかったんですよ!」と言いながらイカダへ向かう自分。。。 人は私を浅はかというでしょう。私もそう思います。いつか命取りになるに違いありません。 とりあえず医師もついてきます。後ろからは「まったくあなた達信じられないわ〜」。 順番が来て滝に向かうともうすぐに後悔しました。 だってみんなすごい苦しそう!キャーキャーワーワー言ってるよ! 「やっぱヤダーーー!!!」と叫んでいるうちに滝に突入。思った通り死ぬほど苦しい!アップアップです! やっと息ができる裏側に入りましたが、またここから出るんだし、恐怖でプルプル震えているうちにまた同じ行程を戻ります。「もうヤダーーー!!!」と叫んでいるうちに滝つぼから脱出。は〜・・助かった・・・。 (医師あくまで無言。1度だけ“ははっ”と聞こえた気が・・さすが職業柄、緊急事態に慣れているのかも。) もうあのねー、全然楽しくない!苦しいだけ! それから、滝の中に入る時に叫んではいけません。水が口に入ってきます。。 イカダを降り、全身びしょ濡れの服を絞っていると、お母サマがやって来て、「まあ〜いやだわ〜、だから言ったのよ。よかった私のらないで〜。」 ・・・「なかなか楽しかったですよホント!水も気持ちいいし!」と答えてしまうのはなぜでしょう? メインイベントの滝行を終えると、またもと来た川を引き返します。 天気が良くて日差しもじりじりしています。行きよりも舟はスムーズに、ゆっくりのんびり戻ります。 ところで、我々の観光ボート以外にいくつかのお土産売りボートもうろうろしています。 「川の上」という逃げ場のない場所で船を止め、観光客に手作りグッズを買ってもらうつもりなのです。船頭さんもグル(?)なのか、買うか土産売りが諦めるかするまで、船を止めたまんま。特に我々にくっついた土産売りは、行きで医師が「後で」と適当に言った言葉をしっかり覚えており、「アナタ後でって約束したでしょ?私約束だから待ってたヨ!」となかなか諦めない。 船頭さんはタバコ吸い始めるし、お母サマは後ろで「いやだわ〜どうするの〜いらないわよこんな〜」と言ってるし、もしやピンチ?? とりあえず私は「ノーサンキュー」と言ったきり、医師に任せていたのですが、こういう時も寡黙じゃ困る!なんか言ってくださいよ! 「ノーサンキューって言ったでしょ?それ欲しくないよ。我々は誰も欲しくないんだよ!」と言い、お母サマと「いらないですよね〜やだわ〜」と言ってたらやっと諦めて開放してくれました。
マニラから離れて自然を満喫できたし、おもしろい同行者と一緒で楽しかったし。 (・・・余談ですが、この後帰国便を待つ空港で、「あら〜やだわ〜!同じ飛行機なんじゃないのお!?」と言いながら寄って来る親子2人に再会しました。お母サマ、慣れるとおもしろいです。帰国便も、一緒でした〜。) Manila Diamond Hotelのサロン/サウナ・ジャグジー・マッサージで 約1700円 宿泊したホテルから徒歩ですぐの場所にあったダイアモンド・ホテルのスパを利用しました。宿泊客以外でも利用可能です。事前予約しましたが、ガラガラだったので、直接でもOKだったかも・・。 大きなジャグジーバスとサウナ、シャワーを自由にゆったり使えました。他に利用者のない時間だったため、ほぼ貸切状態。マッサージは別の個室で行います。女性エステティシャンが全身をすごく丁寧にじっくり揉みほぐしてくれます。だいたい4〜50分くらい。支払いはカード払いもOK。毎晩行けばよかった。 お買い物 歩いて行ける距離にある、ロビンソン・コマーシャル・コンプレックスは何度か足を運び、ショッピングや食事をしました。 この周辺はごちゃごちゃとして人も多いですが、店の中もいつも人でいっぱいです。観光客向け土産物などはほとんどなく、マニラっ子が普通に買い物するショッピングセンター・・といった雰囲気です。服屋が多い。 熱帯だけに、サンダルの種類が多く、かわいくて安いものがたくさんあったので購入しようとしたのですが、どのサンダルも小さすぎて履けませんでした。たぶん、23〜24cmなんてフィリピンでは大足扱いになるんでしょう。 マカティーコマーシャルセンターはMRT(高架鉄道)で。 巨大なショッピングセンターがいくつも連なるマニラ最大のショッピングエリアです。全てを見たわけではありませんが、やはり観光客向け土産物ってあまりない様子。でもショップの数は膨大だし、レストランも無数にあります。買い物好きな人はぜひ見るといいでしょう。 主にグロリエッタを見て周りましたが、とにかく広くて複雑で、自分がどこにいるのかわからなくなります。 フィリピン&東南アジア民芸品店のお店で、貝殻でできたランプ(大きくて重い)やランチョンマット、クッションカバーなどを購入しました。定価がついていますが、いくつか購入すると“多少の”ディスカウントをしてくれます。 フィリピン・マニラ旅行感想 他の東南アジアと比べてはいけないかもしれません。 宗教も違う(キリスト教)し、街並みも違う、屋台や市場をあまり見かけない。。 でもこれはマニラしか見ていないからだと思います。田舎や別の島に行けば、今回の印象とは違った他の面がきっと見れたでしょう。 “その国の首都にしか滞在しない”という旅先としては、マニラはあまり適していませんでした。 フィリピンに行くなら、マニラの他に、ルソン島北部にあるいくつかの世界遺産や、島々のリゾートを組み合わせた方が楽しめると思います。 |
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