世界個人旅行的記録 

 モロッコ 旅行記モロッコ2000 モロッコ2004

モロッコ基本案内
日本からのアクセス、現地基本情報など


モロッコに行く前に/おすすめのサイト

モロッコ旅のまよいかた
モロッコ情報の充実度はさすが。要チェックです。

dear Morocco
ショップ兼でしたが、モロッコ情報のみ別HPに移行したようです。

外務省海外安全HP
何はさておき、安全情報は必ず見ましょう。

食べ物
個人的おすすめフード in モロッコ

すばらしき哉、モロッコ
モロッコはここがすばらしい!と思うところ
お買物事情
買物天国モロッコ事情。雑貨天国です。

女性一人旅事情
モロッコで女性一人旅はどうでしょう

宿泊
現地宿泊の宿


モロッコ基本案内

 日本から?
アフリカ大陸の左上端っこの国。マグレブと呼ばれる北アフリカの一国。
現在のところ(2005年)日本からの直行便がないため、乗り継ぎでの入国となります。ヨーロッパ経由が一般的。また、スペインからフェリーでの入国もポピュラーです。

 見どころ?

フェズ・メクネス・マラケシュの旧市街のメディナの町並み。また、砂漠ではさらさらの大砂丘をらくだに乗って、という憧れの体験もできます。アトラスの南にあるカスバ街道ではベルベル人が作った土とレンガの城砦も見られます。
時間があったら訪れたいのは地中海沿岸やエッサウィラ、アガディールなど、リゾート系でカラーの違う
場所。

 言語・民族・習慣?
公用語は
アラビア語。次にフランス語もかなり通じます。英語はあまり期待できませんが、観光客に慣れている相手ならばそこそこ話す様子。
民族はベルベル人とアラブ人がいるようですが、こちらから見るとすべてモロッコ人でした。。
イスラム教が国教なので、ある程度宗教に添った生活をしているらしい。旅行者として訪問した際に、受け入れ難い習慣はあまりないです。
しいて言えば、外で酒が飲みにくい(飲める場所が少ない
)くらいかな。


食べ物

タジン
どこでもある。店によって多少味が違うけど、じゃがいも・にんじん・玉ねぎ・肉類などを独特の鍋でスパイシ−に煮込んだ料理。
ハリラ
ヒヨコ豆や野菜が入ったミネストローネみたいなスープ。味付けがやさしいし、健康にも良さそうです。
魚のフライ
サカナの種類は色々。スパイシーな味のついたから揚げ。おいしい。
串焼き肉
スパイスが効いてるので、羊などでもくさみはありませんでした。
ぐるぐるチキン
名前が不明。店頭でチキンを棒につけてオーブンの中でぐるぐる回して焼いている。ハーフでも頼める。たいていポテトフライがついてくる。一番好きな料理。
デニッシュ・クレープ
朝食にお勧め。特に分厚いクレープにバターと蜂蜜をつけて、は、サイコー。今でも食べたくなる。
ミントティー
緑茶にミントの葉っぱと砂糖を入れたもの。香りがよいが甘い。とにかく何処でも出てくる。ミントにお茶?と抵抗ある人もいるでしょうが、個人的にはおいしく感じました。 
カフェオレ
普通のコーヒーも頼めるが、カフェオレの方が一般的においしく感じた。普通のコーヒーはインスタントなのかも?

・・・・・他にもいろいろおいしいものはあります・・・・・・


すばらしき哉、モロッコ

モロッコにはこんな魅力が!と私が思ってるところ。なので、行った事ある場所だけです。

 メディナの迷路のような街並み
モロッコ国内のあちこ
ちにあります。有名どころはフェズやマラケシュ、メクネスなどでしょうか。
簡単に攻め入られない為にごちゃごちゃした作りになってるのでしょうが、細い道が入り組んで作られ、歩くとわくわくします。路地裏に入りこむと現代に住んでるとは思えない、タイムスリップした
ような風景に出会えます。また、モロッコの人々がこの風景にとっても合ってるんですよね。

 田舎および山中に人が暮らす風景のすごさ
今は21世紀??という風景をモロッコでは何度も見ました。マラケシュなどの都市に平気でロバ車がいたりするのも驚きですが、バスでの移動時など、車窓の風景はまさにタイムトリップです。何百年も同じ風景なんじゃ・・・と思えるような土や石を使った家々、ずるーっとした衣装の人たち。「世界ふしぎ発見!」とかで取材される風景ですよ。世界ってホント広いんだなあ、と思いました。

 砂漠
っぱ砂漠でしょう。映画や雑誌や写真集も、よくモロッコの砂漠で撮影をするとのこと。そうでしょう。
大砂丘をらくだにのってゆらゆら歩いていけるのです。砂の上にうかぶ風紋がどんどん変わっていくし、はだしで歩いた時の楽しさったらないよ。夜は満天の星空を眺められるし。


 エッサウィラ
町の風景と色合いがモロッコの他の場所と違う。洗練されてるし、なんだか空も普通より青く見えた。おいしいシーフードも食べれるし、お店も雑貨もかわいいものがいっぱい!いやな思い出のない、印象のいい町です。

 美人の多さ
男性の
外見はまちまちなのに、なぜか女性には美人が多いのです。それも雑誌に出ててもおかしくない、かなりレベルの高い美人。
若い娘さんと知り合う機会があまりなかったけど、たまに知り合うとすごく好意的でかわいらしいコが多かった(私が女性だからかもしれないけど)。ハマムで
はティーンエイジャーになつかれたり、ねっころがってTVを見てたら、女の子が擦り寄ってきたりもした。日本人の女の子はしないでしょ?

 モロッコの人々
良い
意味でも悪い意味でも、印象的です。喜怒哀楽の違いが大きいし、商売の仕方も熱心というか・・。普段日本に住んでいるので、そのギャップに余計驚くのかもしれませんが。日本人が普通にする相手に対する配慮とか遠慮とかがあまりなく、その代わりに世話を焼いたり相手に踏み込んできたりすることもある。いずれにせよ、普段意識しない人間くささを感じさせてくれます。


お買物事情

モロッコは雑貨天国!かわいいデザインのインテリア雑貨や、日本やアジアでは手に入らない魅惑のグッズがいっぱい!アラブ商人にやられるとわかっていても、ついつい勝負を挑みたくなるのでした。

 値段は交渉、という販売方法
行者にとって、まず怒り狂う場面にも陥りやすいのが値段を交渉するお買い物のとき。まず定価がありません。欲しいと思ったものは値段の交渉が必要になります。また、商品のクオリティーがあいまいで、日本では考えられない不良品を堂々と売っていたりもします。
適正価格が結局よくわからないので、「○○円なら買おう」という目安をつけていると楽。ま、これだとリッチな人はより高く、貧乏人はそれなりに、の値段で手に入れることになるんだろうけど。

メディナの中のお店やお土産屋さんがたくさんある場所では、その店にしか置いていない、特別な商品というものはあまりないと思います。たいてい他のお店と商品がかぶっているので、値段や店員との相性が合わない場合は、さっさと次の店に移動した方がよいのでは。


 おすすめモロッコ土産(あくまでも私的) 

絨毯(ラグ)
クッションカバーからかなり大きなものまで。玄関マットサイズでもデザインがかわいいので、映えます。

ランプシェード
らくだの皮製・アイアン製・ガラス製など。私はアイアン製を2つ購入した。帰国時の持ち帰りでは死ぬほど重かったけど、日本にはないデザインで気に入っています。

陶器やガラス
食卓を飾
るイスラミックな模様が素敵。手描きのチャイグラスもかわいい。私は1個300円くらいのを10個買った。割れ物なので梱包はしつこいくらいしっかりやってもらいましょう。

革製品
ジャケット・コート・かばん・バプーシュというスリッパなど。特にバブーシュは軽いしデザインも豊富でおすすめ。

スパイス
イスラム圏での定番土産。香りも強い日本で買うよりだんぜん安いものも多い。

アンティーク
鑑定眼を持っていない素人には手を出しにくいかもしれないけど、いろんな雑貨がありました。インテリア関係と装飾品が特に目立つ。「本物かどうか」よりも気に入ったデザインならいいのでは?



じゅうたんを買った時の話

モロッコで初めて絨毯を買いました。ラグみたいなものでしょうか。
お土産の絨毯は1畳くらいで値段は1万円以下、と決めて来てたので一応予定通り。メディナで知り合った客引き少年に絨毯屋に連れて行かれたのがきっかけ。(私は子供相手だと油断するきらいがある)

絨毯屋は3階建てくらいの建物、最上階で絨毯織りの機械を見せてくれ、織り機の使い方や模様についてなど、一通りの説明をうけました。
「買うかも」オーラが出てたのか、さっそく商品を見せられる。1枚ずつ並べて行き、その中から
 
 @いいと思うもの(とりあえずでも)
 A却下のもの

にまずは分けていきます。その後@の中からデザインの気に入ったものを選びます。さらにそのデザインの商品で自分の希望の大きさの物を持ってきてもらいます。
これで1枚の候補が
あがったことになります。
ここから値段を決めていくのですが、まず相手の提示額(25000円くらい)に対し、自分の提示額(8000円)を言いました。

「冗談言うなよ〜」と言われてから「ラストプライス」になるまで5分もかかりませんでした。
結局1万円で購入しましたが、これは相手がかなり時間が無かったか、やる気がない時だったのか。とにかくラッキーな相手だったからだと思います。
商品は目の前で包んでもらい、目を離さない。ここでは終了後にチャイを飲みました。安く売りすぎた、と思ったのか、「なんかジャパンなものちょうだい」というので、持っていたチョコとかガムとかをあげました。こういう「オトナにあげるのは失礼かも?」と思う物でもちゃんと貰うようです。
  
商品はどこの店で買ってもあまり変わらないだろうから、私の場合は店員との相性の方が大きいですね。
とにかく売ってやるぜ!という雰囲気をびしばし感じると一刻も早くその店を逃げ出したくなるので。この絨毯の店はおじさんがあまり熱心そうじゃなく、ガツガツしてなかったので良かったのです。

余談ですが、ヨーロッパの裕福そうな人たちの買い物の仕方は全くスマートだと思う。モロッコ商人相手に敵意むき出しになることもなく(私はなる)、くどくどと値下げ交渉することもなく(私はする)、声をかけられたときに無視したからって罵声を浴びせられることもなく(私は浴びせられた)、スムーズにお買い物してるように見えました。金銭的余裕ももちろんだけど、もっと心に余裕をもって、楽しくお買い物したいなあ、と思った次第です


お土産、ちら。
モロッコの手描きチャイグラス 香水ビン  サハラの砂 モロッコとチュニジアで色が違う


女性一人旅事情
 気候について
空気の乾燥や日差しの強さは思った以上なので、肌の弱い人でなくてもケアは充分したほうが良いと思います。特に砂漠に行く場合の保湿などはしっかりとするべきでしょう。
また、朝晩の気温の違いも大きいので服装も要注意です。乾燥してる上、寒暖の差が激しいので、風邪をひきやすくなります。


ひとり歩きについて
交通
機関を使ったりホテル・レストランを利用する上で、女性であるからといって困った事はありませんでした。1人で街を歩くと目立つらしく、よく声がかかりますが、危険なものではないと思います(対処できれば)。
ガイドブックにも注意書がありますし、どのHPにも必ず「日本人女性は注意」と書いてありますので、モロッコ男性が観光のジャマをしてくるのは皆さんご存知だと思います。
でもいきなり路地裏に引きずり込まれたり、車で連れ去られたり、といった犯罪的な危険はあまり感じませんでしたので、ある程度の緊張感を持って過ごしていれば、楽しく過ごせると思います。ただ、夜中に人気のない道を1人で歩く、などしたことはないので、その場合はどうだかわかりません。


 砂漠のツアーについて
旅行記中
で私は砂漠ツアーに1人で参加してますが、あまりお薦めできません。
ラッキーにも何の問題もなく、楽しく過ごせましたが、やはりらくだ男(らくだを引いてくれるひと)と2人っきりで長い時間を過ごすのは、なかなかストレスが溜まります。たとえ相手がいい人だとしても。この間、ほとんど無駄な話はしない、無駄な笑顔は見せない、スキを作らないなど、かなりの緊張感を強いられました。自意識過剰かもしれませんが、モロッコではそのくらいが無難だと思います。
泊まったホテルに他の宿泊客がおらず、仕方ない選択でしたが、女性一人なら他の旅行者を誘った方がいいと思います。
しかし砂漠での1泊は確かに素晴らしいものでした。女性一人で参加するのなら、モロッコ男性と2人で過ごすことを念頭にいれ、毅然とした態度でのぞむと良いでしょ
う。

 アルコールについて
て、酒好きの方々は少々苦労します。
外で飲める場所がありません。いや、あるんでしょうけど、少なくとも1人で気軽に飲める場所は、結局見つかりませんでした。ただでさえアルコールを楽しむ店というのがないようで(フランス人男性談)、さらに女性が1人で、となると不可能に近いです。
幸い大型スーパーや一部雑貨店などでワインやビール、アルコールを売ってますので、どうしてもの場合は外で購入し、宿泊ホテル内で飲む
のが良いかもしれません。私はこのスタイルでした。
また高級ホテル宿泊の場合は、ホテル内のバーやレストランで飲めますので、これは安宿〜中級ホテル向け案内です。


宿泊

MARION'S HOUSE
アムステルダム
Tel 020 612 16 26/Fax 020 618 94 48
email:boschmarion@hotmail.com
1泊約4000円
ツインのシングルユース
以前HPを見て予約したのですが、現在どうしても見つかりません。営業してないのかな??宿は細長い建物の2階以上、各階3〜4室の小さなもの。清潔で部屋も広く、暖房もばっちりです。女性一人旅にもおすすめです。2004年宿泊。→ホームページありました!(2005sep)
Kasbah Mahayut
メルズーカ砂漠
Tel (00) 212 66039185
email: mohamezan@yahoo.fr
1泊約1500円
/朝食付
ダブルのシングルユース
ガイドブック、ネット上では一切情報が載っていない、穴場といえば穴場。夕食は毎回800〜1000円くらい。中庭があるこじんまりとしたホテルで、くつろげます。砂漠観光途中の立ち寄り客が多いようでした。ヨーロッパからの自動車旅行客多し。宿のすぐ裏手が砂丘で、歩いて行けます。
Hotel Belleville
マラケシュ・メディナ
email: hotelbelleville@yahoo.fr
1泊約2000円
/朝食無
ダブルのシングルユース
こちらもHPはありませんが、とてもおすすめです。昔の建物を改装したリヤドと呼ばれるホテルです。周辺の安宿と雰囲気が違って素敵。部屋も清潔で宿の人も礼儀正しい。2階以上の部屋が快適だと思います。フナ広場からホテル・ド・フランス方面に進み、左手に大きな鉄の扉があるホテル。












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