世界個人旅行的記録→ヨルダン・ハシミテ王国 

 ヨルダン(ヨルダン・ハシミテ王国) 旅行記ヨルダン・シリア2006
ヨルダン基本案内
日本からのアクセス、現地基本情報など


ヨルダンに行く前に/おすすめのサイト

Atlas Tours.Net
友人が教えてくれた中東旅行サイト。英語ですが、遺跡の説明・マップなど詳細です。

外務省海外安全HP
治安的不安は少ないですが、テロ情報も出るので。チェックは必ずしましょう。

食べ物
個人的おすすめフード in ヨルダン、あまりありませんが。。

すばらしき哉、ヨルダン
ヨルダンはここがすばらしい!

お買物事情
買物ヨルダン事情。これまたあまりありませんが。

女性一人旅事情
ヨルダンでの一人旅ってどうでしょう

宿泊
現地宿泊の宿。安宿〜安ホテル


ヨルダン基本案内

 日本から?

2006年現在、日本からの直行便は就航し
ていません。いずれかの国を経由していく経由便のみ。
南回り(アジア経由)、ヨーロッパ経由などありますが、やはりオススメはエミレーツ航空かカタール航空の中東航空会社。数も一番多いようで、値段もヨーロッパ経由より安価。ヨルダン旅行者は通常周辺国のシリア・レバノン等にセットで行く人が多いでしょうから、その点でも両者の航空会社は就航数が多く、使い勝手がいいと思います。ただし、関空発なので、関東近辺の人は羽田〜関空間追加フライトになります(料金込)。
ちなみに私はアンマンIN、ダマスカスOUTのカタール航空を利用しました。エミレーツと時間的には大差なく、その割には料金が2万程度安かったです。エミレーツほどメジャーじゃないのか、日本〜ドーハ間が空いていてゆったりと寝ながら行けるたのもマルでした。
※ヨルダンは空港での無料ビザが必要、とありましたが私
が行った時はビザ不要でした。そのまま入国審査(2006.5月)。


 見どころ?


どのツアーでも必ず訪れるのは、ぺトラ遺跡・死海ぷかぷか体験・アンマン観光・ワディラム砂漠ツアーでしょうか。たいていはヨルダン・シリア・レバノンをセットで訪れる方が多いので、ヨルダンのみをじっくり細かく・・という人は少ないかも。
ダントツに人気でメジャーな観光地はぺトラ遺跡です。ここは遺跡の中が広く、とても一日では回れないと思います。チケットも2日・3日券などあります。遺跡の中は細かく見ればきりが無いほど、見所にあふれています。
少し時間があれば足をのばしてワディ・ラムの砂漠ツアーもオススメ。ただし、現地で個人参加できるツアーがありませんでした(時期が悪かったのかもしれませんが)。タクシーチャーター+ワディラムでの4DWもしくはらくだのチャーターになります。歩くのは物理的に無理。個人旅行者は結構お金かかります
。ちなみに、基点となるアカバの町からはエジプトへ渡ることもできます。


 言語・民族・習慣?

公用語
はアラビア語。英語は観光客相手の人ならそこそこ話します。ヨルダンは大きな観光地しか回らなかったので、アラビア語のみで苦労する場面はほとんどありませんでした。
民族はほとんどアラブ人とのこと。うん。そんなかんじです。ちなみにカフィーヤ(赤白チェックのアラブ式かぶり布)をかぶっている人がとても多かったです。スーツにカフィーヤとかもざらにいました。
宗教はイスラム教。特出して変わった習慣などないように思いますが、あえて言うなら女性は外食しにくい!くらい。町の食堂や軽食屋はたいていオール男性で、女性はかくれ部屋(2Fとか?)のファミリー向けシートでご飯を食べるみたいです。ちなみに、これこっそりと階段があるだけで、一観光客としては非常に見つけにくい!2Fも外から見えにくくしてあるため、普通の店で普通に食事するのがとても困難でした。(観光客向け店舗や高級レストランは別。)



食べ物

ヨルダンの食事は基本アラビア料理。シリアとほぼ同じかんじです。

チキンサンド
行中私の食生活を一番ささえたメニュー。
シュワルマのチキン版。羊肉もあるようですが、私はもっぱらチキンを食べてました。大きな肉の柱から削ぎ落としたチキンを、ホブス(クレープ
みたいな薄いパン)にくるくるーっと挟んで鉄板でジューっと焼いてくれます。なかなかジューシーでおいしい。
サラダ
何かと
野菜が不足がちな旅先で、ぜひせっせと摂りたいもの。細かめに切ったきゅうり・トマト・パセリをレモン風味のドレッシングで混ぜているもの。さっぱりしているし、食べやすいです。
カバブ・コフタの肉料理
たいていのレストランで扱っています。
串焼きにした肉や棒状ハンバーグのこと。スパイシーで羊でも臭みが消えているのでなかなかおいしい。これはどこで食べてもまずまずの味です。
ラ・メゾン・ヴェルテのフレンチ(アンマン)
行初日に高級フレンチに行きました。少しワインも飲んで前菜・パスタ・メインで5000円弱。高いですね。。でもメインのラムチョップ炭火ステーキはさすがの味だし、雰囲気も抜群にいいレストランでした。中東旅行の最初に景気と気合を入れるのにどうでしょう。もしくは最後の晩餐とか。。
ベドウィン式紅茶
濃くてあまーい紅茶。グラスで入れてくれます。ミントや漢方のような変わった香りをつけることも。一般的にお茶というとリプトンティーパックが出てきて興ざめなヨルダン・シリアでしたが、このベドウィン式のは雰囲気も味わいも良かったです。

 ・・・・・他にもいろいろおいしいものはあります・・・・・・



すばらしき哉、ヨルダン

ヨルダンはここがすばらしい!と私が思っているところ

 ぺトラの遺跡

なんと言って
もヨルダンで一番印象に残った場所です。
遺跡の前にずーっと続くシーク(岸壁の間をくねくねと続く細い道)を歩いて少しずつ遺跡に近づいていくのは、なんとも言えずわくわくします。半端なシーズンだったためか、人も少なく、シークでは1人きりでシーンとした空気を味わうこともできました。
ぺトラ遺跡の中は荒涼として迫力のある風景が広がり、ホントに火星とか別の惑星
に来てしまったかのようでした。


 砂漠ツアーwithらくだ

ワディ
ラムの砂漠ツアーに行きました。
ツアーといっても1人なので結局なんのことはない、タクシーとらくだのチャーターをしただけ。しかも通常よりタクシーも高かったりして。アカバからタクシー往復+らくだでゆられて4時間半、砂漠内のほとんどの見所を見ることができました。この砂漠は砂丘ではなく、断崖絶壁の岩山と草木のあまり生えていない、広々とした大地が広がる場所です。ぺトラ遺跡内の風景に通じる、荒涼とした別の惑星?系の風景が広がります。サンセットも見ましたが、素晴らしいパノラマでした。
ちなみに、当日のったらくったらとらくだに乗って観光しているのは、私くらいでした。他の旅行者(主に欧米からの団体旅行客)は皆、4DWで快適にまわっていました。体力に自信があり、金がない場合はらくだも結構ですが、快適さを考えるとやっぱり車かな。。4時間半の行程でおしりの皮がむけ、翌日以降の筋肉痛はすさまじいものがありましたので。
アカバへ戻る途中、野っ原でタクシーをとめて星を眺めましたが、降るような星空でした。ワディラムでは宿泊も可能だそうで、“泊まればもっときれいな星が見れるのに〜”と運転手が。



お買物事情

正直言って、あまり食指を動かされ
るような欲しいものがありませんでした。
しかしこれは観光客の数に比例しているのかも。中東の中では比較的治安が良く、穏便な土地柄と言いますが、やはり私が今まで旅行した国々の中では観光客の数がだんぜん少なく、そのため観光客向けサービスもさほど発達していないのでしょう。観光客向けみやげ物が少ないとなると、我々にとって欲しいも
のはそんなにたくさんないのです。


 砂漠の砂絵ビン

ぺトラ遺跡の中
(と外でも)で販売しています。ここのメジャーなお土産のひとつ。
ガラス瓶の中に色絵砂で砂漠・らくだ・夕陽・木・山など細かな絵を描くのです。ぺトラ遺跡の中にあるガラス瓶屋さんでは、実際に作るとこも見せてくれます。フタは固定されており、“どんなに動かしても絵が崩れない”ことが売りらしいですが、崩れました。
帰国後見てみたら、見事に色絵が交じり合っており・・。どうやらビンの中にすこし空気が入っていたようで。返す返すも残念ですが、購入時によく振り回して確認しなかったからな〜。もし買われるなら、空気が絶対に入っていないものを選びましょう。


 死海の泥パックグッズ

死海の泥パックはお肌にすこぶるいいとか。お土産としても販売しています。ちょい重いのが難点。日本でも売ってますが結構高いのでお土産として購入していくといいと思います。



女性一人旅事情

治安は良いと思います
アンマンなどの首都においてさえ、夜1人で歩いていても、さほど危険な印象はありませんでした。(ただし、人通りがない場所は別。皆がカフェでくつろいでいるような通りでは大丈夫という意味です)。ダウンタウンにおいてもさほど殺伐とした雰囲気がなく、プラプラと一人歩きが楽しめます。異国情緒あふれる街並みを歩くのはなかなか楽しいもの。お店の陳列や売っているものなど、我々日本人にとってはとても珍しいと思うので。



 砂漠気候による乾燥+日焼け

おそろしく乾燥している土地です。
日本からア
ンマンに到着したその日の夜のうちに、肌の調子から乾燥度を知る事ができました。
事前に予想の上、超保湿パックをいくつか持って行きましたが、到着当日に使いました。翌日からの肌の調子が格段に上がるので、これは必須アイテムです。絶対に持っていくべきです。リップやハンドクリームも使います。日本の冬も乾燥していますが、ヨルダンの場合は強烈な日差しと暑さの上にくる乾燥ですので、肌への負担はかなり大きいでしょう。女性に限らず、男性も保湿グッズを持っていくべきだと私は思います。
また、日焼けについても対策必須。日焼止めは最強度のものを持参の上、帽子・サングラスなどで追加対策を。欧米人を除き、出会った観光客も現地の人も、長袖を着る人が多いです。乾燥しているためあまり汗をかかず、むしろ直射日光から肌を守るためにおいても長袖をオススメします。私はガーゼ素材やコットン100%の薄手で風通しが良く、夜洗濯しても翌朝には乾いてしまう服を持参したため、服装については失敗あ
りませんでした。


 宿について(安宿〜安ホテル)

シングル
というのは結局ありませんでした。
シングル料金でもダブル・ツインになることがほとんど。ちなみに宿は一言“まけて”というと若干下がります。
ガイドブックには“一人旅女性は宿の従業員に注意するように”とありましたが、特に問題もなく過ごせました。しかしムダにフレンドリーに接しないよう、気をつけてはおりました。露骨にセクハラされたりはしないのですが“隙あらば”という雰囲気を感じることが無きにしも非ずでしたので。
欧米人女性の一人旅をたびたび見かけましたので、一人旅女性自体は結構いるようです。しかし、常に1人でいるということは周囲に人の目がないことも多く、現地の人からは隙があると思われることもあるよ
うなので、常にきりっとした態度でいました。疲れますが。。


 移動について
主にバスを
使いました。国営のJETバスも普通のバスも利用しましたが、時間も割合正確で、旅行者にとっては利用しやすいです。チケット購入時に席順を決めるため、我々女性の隣に見知らぬ男性が来ることはまずありえず(特にジェットの場合)、男性が座ろうとしたら抗議してもいいくらいです。満席の場合は仕方ないですが。。この辺は普通、乗務員が気を使ってくれます。民営よりジェットの方が格段に快適です。事前予約必要とありますが、出発前で席が空いていれば直前でも乗れます。


 飲酒事情
飲む場所
がありません。現地の人もお酒を飲む習慣があまりないようで、酒飲みの方は苦労すると思います。かろうじて可能なのは、高級レストラン・有名観光地の観光客向けカフェなど。普段こういった国では外で買って宿で飲む方式を私もとっているのですが、今回は外でも売っておらずほぼ断酒状態でした。
しかしさすがぺトラは観光地だけあって、1人でオープンカフェでのビールが楽しめました。遺跡のチケット売り場からゲートに向かった右側にある、ホテル付属のカフェ。昔の建物を利用したおしゃれな場所ですが、見えにくいところにあるせいか客もあまりおらず、1人酒が可能です。ただし、カフェのスタッフや近所の土産物屋にはじろじろ見られ話しかけられますが。
まあ、こういう国では辛党→甘党へ
の趣旨変えもいいかもしれません。




宿泊

ファラ・ホテル Farah Hotel
アンマン ダウンタウン
Tel: 06-465-1443/465-1438
1泊7JD
3ベットルームシングル料金
近くのクリフホテルの次にメジャーなアンマンの安宿。
少し奥まった場所にあり静か、というので宿泊しました。従業員もとても感じよくきちんとしています。部屋はベットのみでトイレ・シャワー共同。宿泊客が少なかったのか、私の階は他に客がおらず貸切でした。部屋もそこそこ清潔。
余談ですが、猫を飼っておりちょうど子猫が4匹もいる時期で触れてラッキーでした。まだ離乳前だろうに、生肉なんかあげてましたが。。
ピース・ウェイ・ホテル
Peace Way Hotel

ぺトラ
Tel: 03-215-6963
1泊20JD
ダブル・朝食・シャワー・
遺跡への送迎つき税込
部屋代18JDに左記がついたのでこの値段とか。部屋はきれいで窓も大きく快適な部屋でした。たぶん強行に迫ればもう少し値段は下がったと思います。部屋自体に問題は全くありませんでしたが、約束の時間を守らない、スタッフ不在の時間が多い、など値段に対してソフト面で劣る部分が多く、次回はもう泊まらないと思います。
アミーラ・ホテル Amira Hotel
アカバ
Tel: 03-201-8840
1泊11JD
ツインシングルユース
シャワーTVバルコニー付
少々場所がわかりにくく、はじめは迷いました。路地裏(?)のような場所にあるホテル。ロビー〜室内まできれいです。部屋はツインのシングルユース、広くて清潔でした。従業員が少々フレンドリーすぎる気もしますが、まあ許容範囲です。。
















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