世界個人旅行的記録→インド
インド | インド旅行記2007 | |||||||||||||||||||||
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インド旅行前のオススメサイトです
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インド基本案内 | ||||||||||||||||||||||
日本から エア・インディアと日本航空がそれぞれインドまでの直行便を飛ばしています。ただし曜日によって就航あるなしがあります。周辺アジア国を経由する便も結構あります。私は今回マレーシア航空を利用。乗り継ぎの待ち時間も長くなく、午前中成田を経って夜21時過ぎに着く便でしたので、到着時間もそこそこでは。 民族・宗教・言語 何しろ広い国なので。しかも人口もすごく多い。民族も多岐にわたる。 宗教的にはやはり“ヒンドゥー”のイメージがありますが、ラジャスターンでは普通にアザーンが流れていたし、シークのおじさんの素敵なターバンはどこでも見かけたし、袈裟姿のお坊さんだって(でも観光客かも?)いました。大勢的にはヒンドゥーのようですけれどもね。 言語はヒンディーが公用語のようですが、英語もかなり流通してます。でも独特の喋り方なので、イマイチよくわからないことも(まあ多分あちらもそう思ってたことでしょうが)。 |
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食べ物 | ||||||||||||||||||||||
インドといえばカレー。カレーといえばインド。 しかしその味は日本のルーを煮込んで作るものとは明らかに違う種類の食べ物で、単純にカレーとひとくくりにしてしまうのは抵抗があります。
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素晴らしき哉、インド | ||||||||||||||||||||||
※訪問地はデリー・アグラ・ジャイプール・ジョードプル・ジャイサルメールのみ。これらからのです。 インドは特別な国である、ということ インドに行くと人生観が変わるとか、帰国後はインド大好きな人と大嫌いな人に分かれるとか、“インド病”にかかるとか、行く前からとにかくインドについては『すごく印象の深い国になるはず』という先入観がありました。 ある意味では当たっており、ある意味では外れており・・・。 もしも海外旅行の経験がまだ浅いうちに行っていたら、確かにすっごく印象的な国となって私の中に存在したかもしれません。そして、その後は何度も何度もインドを繰り返し訪れることになったかも。。 では何が特別な国なのか?と問われると、言葉で説明するのは難しい。理路整然と、『こことこことここの部分が良くてね、だから好きなの』と言える場所ではないのです。なんと言うか、頭の部分よりも五感とハートにがつんと来る気がするんですよね。 目にするものは刺激的で(つまり日本との違いが大きい)、鼻に入るニオイは強烈で、音の洪水にあふれ。それらはけして快適なものばかりではないはずなのに、自分の知っているものとの違いに大きなショックを感じるのかもしれません。 人間がたくさん集まっているだけでもパワーが生まれるもの。インドには11億以上の人がいると推定されているけど(いやもっといると思う)、加えてフクザツな階級社会で金持ちから貧困までのその差の大きさは日本の比ではない。各種の動物も入り混じって、もうなにがなんだかわからないようなごった煮状態の国・・・と言うと大げさか。でもそんな印象でした。 この『特別な国インドを旅しているんだ!』という勝手な思い込みが、もしかして一番の楽しみだったのかも^^ タール砂漠のツアー インドを観光地を調べていたら、『らくだに乗って砂漠ツアー』の文字が。砂漠好きとしては行かざるをえません。 タール砂漠はパキスタンとの国境付近にある砂漠で、砂漠ツアー目当ての観光客がそこそこやってくる町です。キャメルサファリは各宿、各ホテルで必ず斡旋をしてくれるはずなので、まず『行くのが難しい』ということはないでしょう。安宿派の旅人向けの安いツアーと、高級ホテル滞在派向けのラグジュアリーツアー(!!)なるものが存在しました。その料金差は約3倍。でもきちんとしたテントでベットに眠れて、トイレもあって、ディナーの際には民族舞踊も見れるラグジュアリーツアーは、野○○、青空ベット、らくだのニオイの毛布にくるまってガタガタ震える我々の夜と比べて、けして高い買物ではないと思います。次はラグジュアリーにしようかな・・・。 でも砂漠の一夜はやはり素晴らしかったです。天気が良く、どこまでも広がる星空が見れました。夜中にふと目が覚めると、明るく照らしていた月が沈み、本当に満天の星だけになっていました。いくつもの流れ星がスーっと空を横切って、やっぱり砂漠に来てよかった!と思うのです。 世界遺産 限られた場所と時間で、私が見れたのは以下のもの。 タージマハル インドを代表する世界遺産のひとつ。インドツアーのパンフレットなどでは一番の知名度では?確かに非常に美しい外観の建築物です。まるで絵のような、完璧な美しさでした。正門のアーチからちらりとのぞく姿や、アーグラ城からかげろうのように遠くに淡く見える姿は、至宝というのにふさわしいかも。入場するのに60分待ちだったことも許せるではないですか。 アーグラ城 同じくアーグラにあるムガール帝国の権力の象徴。赤茶色の石造りの、堂々とした建物で、中もそうとう広い。全部は公開されていないようですが、各種中庭や回廊など、見所はたくさんあります。体調が最悪だったこともあり、個人的にはあまり覚えていないのですが・・・。遠くのタージマハルがうっすらと見える城壁の上は、なかなかの人気スポットです。 クトゥブ・ミナールと建造物群 デリーにある尖塔などの遺跡です。イスラム教徒によって建てられた、インド最古のモスクとのことですが、ダントツに塔が目立ってます。インドに来て初めてみた『遺跡らしい遺跡』。なかなか味があってよかったです。 子供のフォトフォト攻撃、他 子供が多いですね、とても。 町を歩いているとその辺の路地で遊んでいる子供がひとりふたり寄ってきて、『ハロー』とか『ワチュアネーム?(名前は)』とか『ワンルピー』とか『チョコレート』とか言ってきます。立ち止まると10秒くらいで数は膨れ上がり、すぐ5〜6人に囲まれることになります。 インドの子供はかわいい。目がくりんっとしてて、屈託無く笑ってて、まったく写真を撮りたくなっちゃうよなあ・・・とカメラを取り出そうものならもう大変です。『撮って撮って!』とカメラ目線で目の前にむらがります。撮ってあげて、液晶で見せてあげて、それでもう満足なのです。 いきなり『ワンルピー?』とか『ペン?』とかモノをねだる子供もいるけど、まっとうな集団の中には必ず『こらだめ!』って注意する子供も混じっているので、収集つかなくなるようなことはない。そんなこと言われても、ぱちりと一枚写真を撮ってあげれば、それでもうOKだったりするのです。とにかく写真好き! 動物 インドでは普通に道を動物が歩いています。『飼い主』というものがあるのか不明だけど、別に誰もおかしなことだと思っていない。牛も犬もらくだ(これはノラは少ないか^^;)もリスもねずみもブタもサルもよく見かける。不思議と猫は少ない(たぶん彼らはきれい好きだから、道路を歩きたくないんだろう)。 私の国には人間しか歩いていない。町中を、道路を歩く事が許されているのは人間だけ。 どちらがより豊かな国か、おのずとわかろうというもの^^ 映画 インド映画、有名ですよね。 日本でかつて『ムトゥ・踊るマハラジャ』が流行りましたが、私はあの手の映画が大好き。いまだに時代劇を見ている私にとって、勧善懲悪・言葉が一切わからなくてもストーリーをおっかけられるインド映画は派手で、楽しくて、安心して見れる娯楽の1つなのかもしれません。 日本で観るより、やっぱりインドの映画館で見なければ・・と行って来ました映画館。ガイジンはボックス席が無難だろう・・と思ったけれどもすでに売り切れで、普通の真ん中あたりの席に座りました。 場内が暗くなってもけして静かになることはなく、『ケータイをお切り下さい』のマナーもない。始まったら始まったで、山場になるとキャーキャーピーピーワーワー騒ぎまくって、セリフなんて聞こえやしない(もっとも聞こえても意味はわかりませんが)。さすがに一緒に踊り出す人はいなかったけれども・・。 映画が人々にとっての格好の娯楽であることがよ〜くわかりました。そして楽しかった!毎晩行けばよかった・・。 |
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お買い物事情 | ||||||||||||||||||||||
インドにも雑貨がたくさんあります。 インド製のものに加え、ネパール製や明らかに東南アジア製のものもありましたが、お土産屋に行くとそれらをごちゃまぜに売っていたりします。 レディメイドの服 サリー、パンジャビードレスに代表される、インドの民族衣装のこと。 難しいところです。 インドでは皆さん普通に着ているし、またこれらの服は風景とめちゃくちゃ合うのです。色使いもすごくきれいで、金糸や刺繍の美しさに女子なら誰でもうっとりするでしょう。旅行中もサリーなんか着たら気分がすごく盛り上がりそうです。 しかしねえ。日本では着れないです、これ。 今後もインド、中東など、民族衣装がさかんな国を旅する予定があるなら購入するのもいいかも。 でもラジャスターン地方のサリーなんかは、本当に、ほんっと〜に!きれいだったなあ。。 布製品 インテリアに活躍の各種布製品が揃っています。 クッションカバー、ベットカバー、テーブルカバー、ランナーなどなど。手刺繍やパッチワークなど、凝っていて美しい模様のものが多い。また、ぞうやらくだなど、動物模様のかわいらしいものも。糸の始末の丁寧さ加減や几帳面さはちょっと期待できないけど、その代わり値段はものすごく安いです(はじめの言い値はすごいけど^^;)。 布製品については、“現地の人向け”のものと“観光客向け”のものにはっきり別れていて、エキゾチックで民族風なものを求めるなら後者ですが、現地の人向けの中にも日本に無いデザインのものが溢れているので、特に区別なく両方見れるといいかもしれません。 革製品・くつ(サンダル) 革製品のお店を結構見かけました。また、スリッパのような、バブーシュのような、日本で室内履きにするのに良さそうなサンダルもかわいらしいのがいくつかありました。革製品は日本に持ち帰ると湿気でだめになる場合もありますが、『一生もの』と思って買うのでなければ、お得ではないでしょうか。デザインもインドらしくて素敵です。 ショール・スカーフ インド女性がショール・スカーフをよく使っているからか(あ、でもあれは服とセットのような?)、お土産屋には必ずショール・スカーフの類がかかっています。日本でもインド製ショール・スカーフはよく見かけると思いますので、より格安で種類の豊富な現地で購入するといいのではないでしょうか。 品質については、露天・その辺の土産物屋の言う事は話半分くらいに聞くといいかも。だってピュアパシュミナが300円で買えるわけないでしょ?総シルクが150円なわけないでしょ?おじさんうそついちゃ困るよ・・という話の持って行き方は非常にまずいので、品質については一切ふれず、自分の気に入った手触りを、いいと思う値段で買うのがいいと思います。 ちなみに私はおじさんいわく『パシュミナ〜リアリーグットクオリティーー!スペシャール!』を1枚180円で買いましたが、『これホントにパシュミナでしょうねえ』なんて野暮なことは聞きませんよ、ホント。 まあ大判ストールでなくても、薄手のガーゼ、コットン素材等のスカーフはノドの保護にもいいので、到着時に少し買ってもいいかもしれません。値段は5〜60円くらいからあるようなので。。 紅茶 インドは紅茶産出国なので、せっかくなのでお土産に買って帰るといいですよ。お土産屋さんでも購入できますが、デリーなら紅茶専門店もあるので、そちらに出向くとよりいいかもしれません。超高級紅茶は、ホントに“超”の値段ですが、手に入れやすいランクのダージリンやニルギリ、アッサムなどもあります。茶葉で売っているのが普通で、専門店では50g単位でも売っています。 チャイの茶葉はまた別モノなので、むしろ市場や露天で買った方が本式かも。 |
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女性一人旅事情 | ||||||||||||||||||||||
すごくいいとは言い切れませんが、ものすごく悪いわけでもない。 というか、これは完全に人によって違うのかも・・。 私に関して言えば、心配していた『旅行会社つれこみ事件』も『通りすがりのチカン』も『リクシャが勝手に違う場所に連れて行く』も『言った値段と違う金額を請求』も特になかったし。。夜行列車や普通の列車も何度か乗りましたが、特別不愉快になることもありませんでした(もちろんある程度の値段は出していますが)。 しかし一緒に砂漠ツアーに行った日本人女子旅行者は、町でチカンにあったし、宿でのセクハラにもあったし、結構いやな目にあってしまったらしい。 ええ。確かに年齢は違いますとも!・・それは大きい。 でもこの手の国の『チカンやセクハラをするタイプの人』はたいてい広〜い心の持ち主が多いので、年齢はあまり関係なく、外国人の女であればなんだっていいタイプが多いのも事実なのです。 2人の日本人女子と一緒にしばらく3人で行動をしてみましたが、やはりどうしても『遭いやすいタイプ』と『遭いにくいタイプ』に別れるようなのです。1人は前者、もう1人と私は後者に。 私が考えたところによるとその違いは一点のみ。そう、我々はたぶん『こわい』のです。 『私になんかあったら絶対黙っていないよ。いつでも受けてたつよ。来るなら来〜い!!』というのが全身からオーラのように立ち昇り、心の広〜いチカンの方々や、フレンドリーで純な一般インド人をも遠ざけているのです。 女性らしい柔らかさや、曖昧さ、やさしさ、惜しみない笑顔などを日本にすべて置いてきているので(まあ元々持ってもいないけど)、残っているのはたくましい精神力と想像力と、自己主張能力と重い荷物を持つ為の筋肉のふくらみ・・もう書いてていやになってきた。 かように、人によっては快適(?)に、人によっては多少いやな事もありうる場所だと思うのです。 宿泊・食事について 特別問題ないかと思います。 インドは観光国で、個人旅行者も多く、それこそ一人旅の女性に出会わない日はないくらい。ホテルや宿、食事の場面でも、1人であることで肩身の狭い思いをすることは特にありませんでした。ご飯は『一人前の食事』が基本なので、中華など大勢で囲む料理が主流の場所に比べて、食事はしやすいと思います。スナック類も結構あるし。 宿はツインよりもダブルが基本のようなので、1人だと広々使えてかえっていいかも。その代わり、同行者がいるとツインよりダブルになる可能性が高いので、ちょっと苦労が。。 砂漠ツアーについて 渡印前に砂漠ツアーに参加することを決めていたので、事前に同行者を探しておきました。今まではモロッコでもエジプトでも、特に同行者にこだわらなかったのですが、インドの砂漠ツアーに関してはどこを参考にしても『1人で行くべきではない』とありましたので。同行者が現れるのを待って日数をムダにしたくなかったし、また、宿の人が言う『他にも参加者がいる』はかなりの確率であてにならない、とあちこちに記載があったので。。 1泊2日の砂漠ツアーは、10時頃車で町を出発、何箇所か観光して昼前にはらくだで砂漠へ出発。途中お昼休憩をはさみ、サンセットポイント&宿泊地である砂丘に到着。日の入りを見て、夕食を食べ、星を見て、砂漠の空の下で眠る。朝は朝日を見てから朝食、またらくだに乗って昼前には出発地点に戻り、車で町まで戻ってくるというもの。 これらの行程を、らくだ引きと自分だけで過ごすのはものすごくストレスになります。同行者は絶対にいた方がいいです。 それから、砂漠では当然トイレ・シャワー・水はありません。トイレはその辺で、顔洗ったり歯を磨いたりしたければミネラルウォーターを多めに持っていった方がいいでしょう。 また、砂漠は『めちゃくちゃに』冷えます。どの砂漠でもそうでしたが、とにかく昼の気温が信じられないくらい、底冷えします。毛布があっても、ジャケットがあっても。 乾燥もします。砂漠の上を軽くなぞっていく風が、地面に近い我々の顔を身体を手足を冷やして乾燥させていきます。クリームなど保湿グッズとマスク、手袋はもう必須と言ってもいいでしょう。 酒 アルコールはメニューに出ていないことが多い。外国人向けのレストランであっても。。しかしビールあるの?と聞くと出てくる。まあ、堂々と飲まない、という意味ではないでしょうか。『外国人向けレストラン』なら1人でビール飲んでいてもなんら問題はないと思います。観光客だし、ガイジンだし、その辺は大目ににみてくれていると思う。 でも周囲の視線がイタイ・・と思うなら、酒屋さんがあちこちにあります。酒ビンを並べて売っているので、すぐにわかります。ワインもあるようですよ。 |
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宿泊 | ||||||||||||||||||||||
インドの宿は高級ホテルから安宿まで、たくさんあります。基本的には安宿などは一箇所にあつまっているので、当日部屋を見てでも充分間に合うと思います。24時間制(チェックインタイムがチェックアウトタイム)をとる宿もあるので、確認するといいと思います。
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