世界個人旅行的記録旅先出来事→ソンクラーンで痛い



ソンクラーンで痛いの巻〜タイ
タイの伝統的お祭り、ソンクラーン。
水かけ祭り&正月であるこの時期、タイを訪れれば普段見れないお祭りの様子がとてもほほえましく、楽しい思い出になると思います。

・・というのはあまり過酷な思いをしないですむ旅行者の話。
5年前ちょうどこの時期にタイ〜カンボジア間移動を試みた私は、前日からいや〜な予感がしてました。そもそも前夜祭というのか、すでにカオサンロードでは水鉄砲などで水を掛け合う、気の早い旅行者が出ていました。

はっきり言ってきゃっきゃ言いながらちょこっと水をかけられるくらい、あの暑い国ではかえって快適なくらいです。そんなソフトな祭りなら、私としてもウェルカムですよ。

しかしタイ〜カンボジア間で経験した「水かけ祭り」はそんなかわいいもんではありませんでした。行きはよかったんです、少なくとも。まだ「はげしい祭りだなあ」程度の感想ですみました。問題は帰り!

当日シュムリアップからタイ国境に向うピックアップトラックの荷台には、10人以上の外国人と現地人の乗客が乗っておりました。トラックの荷台、すなわち窓無しです。
国境に向って数々の集落を通る間、両側の通り道には水の入った小さな風船をもったカンボジア人が、「異人にぶつけてやるぜ!」といわんばかりの勢いで我々に風船をぶつけてきました。

ちなみにこのピックアップトラック、ソンクラーンでなくても、ただ乗ってるだけで結構な苦行です。軟弱な旅行者の私は、そういったハードな乗り物は全く好きではありません。当時道路は穴だらけでぼっこぼこ、揺れがひどいため、乗り物酔いやけが人も続出。それに加えて水掛けというオプション付き。

水の入った風船を思いっっっきりぶつけられると、ものすごい痛いの知ってます?私は人生で初めてそれを知りました。別に知りたくもなかったけど。
強いて言うなら、ぬれたタオルで思いっきり顔をたたかれるかんじ?(こっちも経験してませんが)。いや、はたまたぬれた手で思いっきり「ばっしん!」とたたかれるような?

とにかくねえ、個人的恨みを持ってるとしか言えないような激しさで、次々と風船が飛んでくるんですよ。目に当たった時は私は泣きました。いやホントに。

しかし、泣こうが怒り狂おうが、道の両側の人々は「無礼講の国民的行事」を武器に、がんがんぶつけてきます。
外国人だけでなく、同乗の地元の人間も公平にぶつけられて怒ってます。

タイとの国境に到着する頃には、身体は痛いし服はぼろぼろ、精神的にも肉体的にも疲労困憊。
この祭りはタイ&カンボジアのイメージダウンに繋がるのでは??

国民のみで楽しめばいいのに、まんべんなく外国人にも祭りを味あわせてくれるあたりが、開かているというか・・・。

まあ、これからソンクラーンにあの辺に行く予定の人がいれば、「珍しくて楽しいお祭りが見れるよ!」と言うでしょうが。
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